北海道はグルメに観光に大自然。旅行の醍醐味を味わえ、開放感がたまりませんね。ところで、牛肉が主流の焼肉は都内に沢山ありますが、
北海道ではジンギスカンが有名です。私も北海道でジンギスカンを食べた事がありますが、その美味しさは抜群です。
では、北海道では、なぜジンギスカンが有名なのでしょうか。
北海道と羊の関係
今でこそ、北海道で羊肉が多く食べられていますが、そもそも北海道で飼育されていた羊は羊毛を取ることが目的だったようです。
1857年にアメリカから輸入され、その後西洋文化が盛んになったのを期に羊毛製品が多く作られるようになりました。同時に、羊肉を食べる文化が
広がる事が想定されましたが、意外にも伝染病などで飼育がうまくいかなかったそうです。今から100年以上も昔なので飼育環境や餌、伝染病予防などが
確立していなかったのかもしれませんね。
いつ北海道に羊が多くなった？
では、いつ頃北海道に羊が多くなったのでしょうか。
それは第一次世界大戦までさかのぼります。この戦争が始まって、イギリスから羊毛が輸入できなくなったのです。羊毛が不足すると綿製品を作る事が
難しくなるため、政府は国産羊を増やす事を決定し、その結果、羊肉を食べる機会も大幅に増えたというわけです。
ジンギスカンの始まりは？
その頃羊肉は、臭くて日本人の口には合わない。と言われていました。羊肉は多くあるものの、調理しても臭みが残って美味しくなかったそうです。
そこで北海道で羊を飼育している人物が、どうやったら臭みをなくして食べれるか研究した結果、生まれたのが、薄切りにした羊肉を、酒や醤油、砂糖、
ショウガ、ネギなどに漬け込んでから焼く、というジンギスカンです。
試行錯誤を繰り返し、何度も試食を重ねてようやくジンギスカンという料理が確立されていったのです。
一般家庭で食べられるようになったのは？
ジンギスカンは羊を多く飼育している北海道の札幌周辺で、昭和初期に食べ始められたと言われています。安く手に入り、栄養価も高い羊肉は、
北海道で徐々に人気となり、一般家庭で食べられるようになったのは、第二次世界大戦後なんだそうです。
今は、ジンギスカン有名店だるまを始め、何店舗も営業しています。北海道に旅行した際はぜひ足を運んでみてくださいね。
管理人より
北海道と言えばジンギスカンですよね！
特に羊肉の味付きジンギスカンはご飯がとっても進みます。締めにうどんなんて入れたら本当に最高なんです。
久しぶりにジンギスカンを食べたくなる記事、ありがとうございました。
