北海道と聞いて多くの人が思い浮かべるのは、広大な牧草地や流氷、原生林といった大自然の風景です。観光案内やテレビ番組でも、雄大な自然こそが北海道の魅力として繰り返し紹介されてきました。

港町・小樽も、運河沿いに硝子細工の店が並ぶ「ガラスの街」というイメージが強く根づいています。運河の石造倉庫群と硝子細工は、小樽観光のガイドブックで欠かせない組み合わせです。これも半分は正しい姿だといえます。

この記事では、なぜ小樽にパワーストーン専門店が集まっているのかを、ガラス産業の歴史から読み解きながら、実際に訪ねられる店舗の住所やアクセス、選び方の考え方まで、北海道在住の目線で整理してお伝えします。堺町通りの散策とあわせて楽しむための参考にしてください。

この記事で分かることは次のとおりです。

  • 堺町通りにパワーストーン専門店が集まっている歴史的な理由
  • 小樽ガラス産業とパワーストーンショップのつながり
  • 実際に訪ねられる店舗の住所・営業時間・特徴
  • JR小樽駅からのアクセスと巡り方のコツ

小樽はJR札幌駅から快速で30分ほどの距離にあり、日帰りでも十分に楽しめる近さです。この札幌からの近さも、小樽が北海道有数の観光地として発展してきた理由のひとつだといえます。まずは、堺町通りにパワーストーン専門店が集まっている背景から見ていきます。

小樽の観光街になぜパワーストーン専門店が集まっているのか

小樽といえばガラス細工の町というイメージが定着していますが、堺町通りを歩くとそれだけでは説明のつかない景色に出会います。まずはその落差と、背景にある歴史を順番に見ていきましょう。

堺町通りのガラス店と天然石店の位置関係の図

北海道といえば大自然、小樽といえばガラスというイメージ

北海道と聞いて多くの人が思い浮かべるのは、広大な牧草地や流氷、原生林といった大自然の風景です。観光案内やテレビ番組でも、雄大な自然こそが北海道の魅力として繰り返し紹介されてきました。

そのなかで小樽は少し違う扱われ方をしてきた町です。運河沿いの石造倉庫群と、そこに並ぶガラス細工の店。小樽=ガラスの街というイメージは、観光ガイドやみやげ物売り場を通じて広く定着しています。

このイメージは、決して間違いではありません。実際に小樽には100年を超える歴史を持つガラス工房が今も営業しており、とんぼ玉づくりの体験工房も観光客に親しまれています。「半分は正しい」出発点として、まずこのイメージを認めておきます。

ただし、このイメージだけで小樽の観光街を語り切れるかというと、そうではありません。実際に足を運んで通りを歩くと、ガラスだけでは説明のつかない光景に出会うことになります。

北海道全体で見ても、自然景観をテーマにした観光地は数多くあります。そのなかで小樽が独自の立ち位置を保てているのは、幕末から続く港町としての歴史と、そこで育まれた手仕事の文化があるからだと私は考えています。ガラス細工はその代表格ですが、実はそれだけではありません。

小樽は幕末の開港以来、北海道の玄関口として発展してきた港町です。明治から昭和にかけては、石炭や海産物の積み出しで栄え、「北のウォール街」と呼ばれるほど銀行や商社が立ち並ぶ、道内屈指の経済都市でもありました。今の運河沿いの倉庫群は、その時代の物流拠点だった名残です。

つまり小樽は、単なる自然豊かな港町ではなく、かつては北海道でもっとも都会的な顔を持っていた町でもあります。ガラス産業が根づいたのも、こうした経済力と人の往来があったからこそだといえます。この「かつての都会性」という視点を頭に入れておくと、次に見ていく天然石ショップの存在も、より自然に理解できるはずです。

人口の面でも、小樽は最盛期には北海道内でも屈指の規模を誇った都市でした。現在は人口が減少し、往時ほどの賑わいは薄れていますが、その分、当時の建物や産業の名残がそのまま観光資源として残っているという逆説的な魅力があります。にぎわいの規模は変わっても、そこに刻まれた歴史の厚みは変わりません。

次の項目では、そのガラスの街に潜む、もうひとつの顔を具体的に見ていきます。

堺町通りに並ぶ天然石ショップという意外な光景

小樽観光の中心地のひとつが堺町通りです。メルヘン交差点から北のウォール街へ向かって約900メートル続くこの通りは、小樽運河の人気とともに発展し、いまでは小樽市内で最も観光客が行き交う商店街になっています。

この堺町通りとその周辺を歩くと、硝子雑貨店やオルゴール店に混じって、水晶やタイガーアイといった天然石を専門に扱うパワーストーン専門店が何軒も見つかります。数だけを見ても、堺町通りとその近辺には5軒前後の専門店が実在しており、決して珍しい存在ではありません。

小樽市の公式統計によると、令和6年度の観光入込客数は806万8,800人となり、7年ぶりに800万人を超えました。続く令和7年度は834万6,300人とさらに増え、宿泊客数も初めて100万人を記録しています。これだけの人が訪れる観光都市だからこそ、堺町通りには多様なジャンルの土産物店が共存できているのでしょう。

ガラス細工の店の隣に、鉱物や天然石を扱うスピリチュアル雑貨の店が並ぶ。これは「小樽=ガラスの街」というイメージからは、少し意外に映る組み合わせです。

しかも、これらの店の多くはオーダーメイドのブレスレットづくりに対応しており、旅行者がその場で自分だけの一本を作れる体験型の店として案内されています。単なる雑貨販売にとどまらない点も、見逃せない特徴です。

堺町通りには、食べ歩きグルメの店や洋菓子店も多く、観光客の目当てはガラス細工や甘味であることがほとんどです。そのなかにあって、鉱物や天然石を専門に扱う店が複数生き残っているという事実は、それだけの需要がこの通りにあることを裏づけています。

堺町通りには、天然石ショップのほかにも、ガラス細工の老舗やオルゴール店、洋菓子店などが軒を連ねています。観光客が食べ歩きをしながら気軽に立ち寄れる店が集まっているからこそ、パワーストーン専門店も浮かずに溶け込んでいるのだと感じます。

初めて堺町通りを歩く人ほど、運河沿いの倉庫群やガラス細工の店に気を取られて、天然石ショップの存在を見過ごしてしまいがちです。あらかじめこの記事で存在を知っておけば、通りを歩きながら見つけやすくなるはずです。

では、なぜガラスの街である小樽に、これだけの天然石ショップが根づいたのでしょうか。その答えを探るために、いったん小樽ガラス産業の歴史までさかのぼってみます。

小樽ガラス産業の始まりは石油ランプと投薬瓶だった

小樽のガラス産業の起点とされるのが、浅原硝子製造所です。資料によって表記に幅があり、小樽観光協会の案内では創業を明治36年(1903年)、北一硝子の公式サイトでは前身にあたる浅原硝子の創業を明治34年(1901年)としています。いずれにせよ、明治30年代に小樽で硝子製造が始まったことは共通しています。

初代の浅原久吉は、九州から北海道へ渡り、小樽で石油ランプの製造を始めた人物として伝えられています。当時はまだ電気が広く普及しておらず、ガラス製の石油ランプは各家庭の明かりとして欠かせない生活必需品でした。

製造されたのは、ランプだけではありません。投薬瓶など、暮らしに直結するガラス製の生活雑器が中心だったといいます。今の観光土産としてのガラス細工とは、出発点がまったく違う実用産業だったわけです。

つまり小樽のガラスは、最初から観光客向けに作られていたわけではなく、道民の暮らしを支える道具として生まれました。この「暮らしの道具」という出発点が、この先の歴史を理解するうえで重要な手がかりになります。

小樽が硝子産業の拠点に選ばれた背景には、港町として原材料や燃料の搬入がしやすかったことに加え、人口の多さと経済力があったとされています。生活雑器を大量に作っても、それを買い支える人口と需要が、当時の小樽にはすでにそろっていたのです。

浅原硝子はその後、道内の複数の地域に工場を広げ、従業員数を伸ばしていったと伝えられています。一つの町の生活道具を作る小さな工場から出発し、北海道有数の硝子メーカーへと育っていった過程そのものが、小樽という町の産業力を物語っています。

ニシン漁の浮き玉づくりが小樽の硝子を支えた時代

小樽ガラス産業の転換の流れ図

小樽の硝子産業を語るうえで欠かせないのが、ニシン漁との関わりです。北一硝子の沿革によると、事業を広げた浅原硝子は明治43年(1910年)には漁業用の浮き玉の製造も始めています。

当時の小樽周辺は、ニシン漁が全盛期を迎えていた時代でした。漁網を浮かせるためのガラス製の浮き玉は、北洋漁業を含む漁業の現場で大量に必要とされる実用品でした。ガラス工場は、家庭向けのランプと並行して、漁業を支える道具まで手がけていたことになります。

事業が拡大した結果、従業員数はおよそ400名にまで増え、当時の北海道でも名の知られた企業になっていたと伝えられています。石油ランプと浮き玉という、まったく違う二つの需要を同時に抱えていたことが、小樽の硝子産業を大きく育てました。

この時期の小樽ガラスは、観光の産業ではなく、あくまで生活と漁業を支える実用の産業でした。今日私たちが目にする「ガラス細工の観光地」という姿とは、まだかなり距離があったのです。

北洋漁業は、ニシンだけでなくサケやマス、カニなど幅広い漁業を指す言葉で、小樽はその拠点港のひとつでもありました。漁業関係者の出入りが多かったことも、硝子工場が安定した需要を確保できた理由のひとつでしょう。

ニシン漁が最盛期を迎えていた頃の小樽・積丹周辺では、漁で財を成した網元が「ニシン御殿」と呼ばれる豪壮な屋敷を構えるほどの好況だったと伝えられています。その好況を陰で支える道具のひとつが、ガラス製の浮き玉だったわけです。空気を含んだガラス球で浮力を持たせるという単純な仕組みながら、当時の漁業には欠かせない存在でした。

ニシン漁の衰退が生活道具から土産物への転換を生んだ

時代が進むと、小樽周辺のニシン漁は徐々に衰退していきました。漁獲量が減れば、当然、漁具としてのガラス製浮き玉の需要も減っていきます。

さらに、軽くて壊れにくいプラスチック製のブイが登場したことで、ガラス製の浮き玉は主役の座を譲ることになりました。実用品としてのガラス浮き玉は少しずつ役目を終えていったのです。それでも、その技術と伝統を残そうと、今も浮き玉づくりを続ける工房が小樽には存在します。

電気の普及によって石油ランプの需要も減り、生活必需品としてのガラス製品は、次第にその立場を失っていきました。ここで小樽のガラス産業は、大きな岐路に立たされたのです。

その先に見いだされたのが、観光土産やアクセサリーという新しい役割でした。北一硝子や小樽大正硝子館をはじめとする店が、暮らしの道具づくりで培った技術を、とんぼ玉やガラス雑貨といった観光客向けの品づくりへと転用していったのです。小樽運河の観光地化とタイミングが重なったことも、この転換を後押ししたのでしょう。

実用品としての役割を失ったからといって、技術そのものが失われたわけではありません。ガラスを溶かし、形づくる職人の手仕事は、道具の種類が変わっても受け継がれました。用途を変えながら技術を残すという発想が、小樽のガラス産業をここまで存続させてきた鍵だったと私は考えています。

小樽運河は一時、埋め立てて道路にする計画が持ち上がりましたが、市民による保存運動を経て、遊歩道として整備される形で残されました。この運河が観光資源として注目を集めるようになったことで、周辺の堺町通りにも観光客の流れが生まれ、ガラス雑貨店が土産物店として根づく土壌が整っていったのです。

北一硝子や小樽大正硝子館といった店が、とんぼ玉づくりなどの体験工房を観光客向けに整えていったのも、こうした運河観光の広がりと足並みをそろえた動きだったのでしょう。生活道具を作っていた工場が、観光客が「体験できる」場所へと姿を変えていったわけです。

「きらめく素材」という共通点で天然石ショップが根づいた

ここまでの流れを整理すると、小樽ガラス産業は「生活道具」から「観光の土産物」へと役割を変えながら生き延びてきたことが分かります。そして堺町通りは、その転換の舞台そのものでした。

種明かし
堺町通りが小樽で一番の観光通りに育った結果、「きらめく素材」を扱う店という共通点で、ガラス雑貨店の隣に天然石ショップが自然と根づきました。歴史の必然が生んだ組み合わせです。

観光客が最も多く行き交う通りには、目を引く「きらめく」商品が集まりやすくなります。ガラス細工も、水晶やタイガーアイといった天然石も、光を受けてきらめくという点では共通の魅力を持つ商品です。

ガラス産業が土産物としての立ち位置を確立し、堺町通りが観光の中心地として育っていく過程で、同じ「きらめく素材」を扱う天然石ショップが、隣接するジャンルとして自然に集まってきた。これが、小樽にパワーストーン専門店が多い理由だと私は考えています。

大自然のイメージが強い北海道の中で、小樽だけがこうした「きらめき」を軸にした観光街を育ててきたのは、港町として培った経済力と、運河保存という市民の選択が重なった結果だといえます。自然の雄大さとは別の魅力が、この町には根づいているのです。

同じ北海道でも、大自然そのものを見せる観光地と、小樽のように人の手仕事や産業の歴史を見せる観光地とでは、楽しみ方の質が違います。小樽を訪れるときは、運河の景色だけでなく、堺町通りに並ぶ店の背景にも目を向けると、旅の印象がひとつ深くなるはずです。

数字や歴史の話が続きましたが、実際に堺町通りへ足を運べば、こうした背景を知らなくても十分に楽しめる通りです。それでも、ガラスと天然石が並ぶ理由をあらかじめ知っておくことで、ただ眺めるだけの散策が、少し違った見え方をする旅になるはずです。

ここから先は、実際に堺町通りやその周辺で訪ねられるパワーストーン専門店を、具体的に紹介していきます。

小樽で行けるパワーストーン専門店とめぐり方

ここからは、実際に堺町通りやその周辺で訪ねられるパワーストーン専門店を、住所や営業時間とあわせて紹介します。巡る順番の参考にしてください。JR小樽駅から運河沿いを歩いて向かえば、運河の景色を楽しみながら堺町通りに入れる経路になります。

小樽のパワーストーン専門店5軒の比較図

POWERSTONE ROP|オーダーメイドブレスレットの専門店

POWERSTONE ROPは、小樽市堺町4-17にある天然石オーダーブレスレットの専門店です。営業時間は10時から18時まで、定休日は年中無休と案内されています。

世界各地の天然石や雑貨を扱う店で、ブレスレットだけでなく珍しい鉱物や原石も販売されています。誕生日や星座、干支に合わせたブレスレットづくりのほか、手相鑑定にもとづくオーダーメイドの開運ブレスレットづくりにも対応しており、鑑定やデザインは無料とされています。

小樽では数少ないオーダーメイド対応の店とされ、旅の記念に自分だけの一本を作りたい人に向いています。滞在時間に余裕を持たせて立ち寄るのがおすすめです。

店内には世界各地から集められた天然石が並び、見て回るだけでも楽しめる品ぞろえです。値段の幅も広いため、ちょっとした土産から本格的なオーダー品まで、予算に応じて選べる懐の深さがあります。

住所は堺町通り沿いの番地なので、通りを一本歩けば見つけやすいのも観光客にはありがたいところです。堺町通りを順番に歩きながら、立ち寄る候補のひとつとして覚えておくとよいでしょう。

Monster Labo|堺町通り裏の隠れ家ショップ

Monster Labo by POWERSTONE ROPは、堺町通りから少し路地に入った場所にある、POWERSTONE ROPの2号店です。表通りからは見つけにくい、隠れ家的な雰囲気を持つ店として案内されています。

表通りの本店とは違う品ぞろえや空気感を楽しめるのが魅力です。堺町通りを一通り歩いたあと、時間があれば路地裏まで足を延ばしてみると、また違った天然石との出会いがあるかもしれません。

観光客でにぎわう表通りとは対照的に、落ち着いて品を選べる点も、隠れ家ショップならではの利点だといえます。看板を探しながら路地を歩くこと自体が、ちょっとした宝探しのような楽しみになるはずです。

同じ運営元の店であっても、本店と2号店で取り扱う石の種類や雰囲気を変えていることが多く、見比べる楽しさがあります。堺町通りの喧騒から少し離れて、じっくり石と向き合いたい人には特におすすめできる立地です。

パワーストーンRと石の蔵|堺町通りに並ぶ店

堺町通り沿いには、ほかにも天然石を扱う店が点在しています。パワーストーンRは小樽市堺町2-3、堺町のローソン付近を目印に探すと見つけやすい店です。

石の蔵は小樽市堺町2-18にあり、水晶や、金運を呼び込むとされるタイガーアイなど、パワーストーンのアクセサリーを豊富に取りそろえています。堺町通り沿いに歩いているだけで、こうした店に自然と出会える密度の高さも、この通りの特徴です。

これらの店をはしごするなら、堺町通りを端から端まで一方向に歩きながら見て回るのが効率的です。途中で食べ歩きグルメや硝子細工の店に寄り道しても、通り自体は約900メートルなので、無理なく一日の観光コースに組み込めます。

ここで、堺町通り周辺の主な天然石ショップの情報を一覧にまとめます。

店名 住所の目安 営業時間の目安 特徴
POWERSTONE ROP 小樽市堺町4-17 10:00〜18:00・無休 オーダーメイド中心
Monster Labo 堺町通り裏の路地 本店に準ずる 隠れ家的な2号店
パワーストーンR 小樽市堺町2-3 店舗にて要確認 ローソン付近が目印
石の蔵 小樽市堺町2-18 店舗にて要確認 水晶・タイガーアイ豊富
Nanairo ウイングベイ小樽一番街 平日12〜19時/土日祝10〜19時・水休 駅から近いモール内

ポイント
堺町通り沿いだけでも複数の天然石ショップが徒歩圏に集まっています。硝子細工の店をめぐるついでに立ち寄れる近さが、この通りならではの強みです。

営業時間や定休日は変更されることがあるため、訪れる前に各店の公式情報や現地の案内で最新状況を確認しておくと安心です。表にまとめたとおり、堺町通り沿いの店だけでも十分に見比べられるだけの選択肢がそろっています。

複数の店を回るときは、まず気になる石の色や形を店頭で眺めて、値段や雰囲気の違いを比べてから決めるのがおすすめです。同じ水晶でも、店によって価格帯や見せ方に個性があります。

堺町通りのように観光客の往来が多い通りは、当然ながら店を構えるための家賃や地代も相応に高くなります。それでも複数の天然石ショップが同じ通りに並び続けているのは、それだけの集客力と需要がこのジャンルにあることの裏づけでしょう。ガラス雑貨や食べ歩きグルメと肩を並べても採算が取れるだけの人気があるということです。

ウイングベイ小樽一番街のNanairo|駅から近いもう一つの選択肢

パワーストーンショップ選びのチェックリスト図

堺町通りから少し離れた場所にも、選択肢があります。Nanairoは、ウイングベイ小樽一番街の中にあるパワーストーン専門店です。営業時間は平日が12時から19時、土日祝日が10時から19時で、水曜日が定休日とされていますが、変動もあるようです。

ウイングベイ小樽は、JR小樽築港駅から近い大型の商業施設です。堺町通りとはエリアが異なるため、観光の日程によっては、行き帰りの動線に組み込みやすい店だといえます。小樽駅からひと駅分、南小樽方面へ足を延ばす形になるので、堺町通りとあわせて回るなら、移動のしやすい経路をあらかじめ決めておくとスムーズです。

天候が悪い日でも、屋内のショッピングモールであれば快適に見て回れるのも利点です。堺町通りの散策と合わせて、どちらに立ち寄るかを日程から決めるとよいでしょう。

ウイングベイ小樽には映画館や飲食店も入っているため、天候が悪い日や小さな子ども連れの旅程でも、無理なく立ち寄りやすいのが強みです。堺町通りの散策で歩き疲れたあとに、屋内でゆっくり石を選ぶという組み合わせも悪くありません。

パワーストーンとの付き合い方|効果を過信せず楽しむ視点

パワーストーンには、恋愛運や金運、健康運といった、さまざまな意味づけがされています。ただし、こうした効果は科学的に証明されたものではなく、あくまで信仰やお守りとしての楽しみ方として広く親しまれているものです。

注意
パワーストーンの効果を過度に信じ込んだり、断定的に語ったりするのは避けたいところです。あくまでお守りやファッションの一部として、気持ちを楽しくする道具ととらえるのが健全な付き合い方です。

そのうえで、色や形の好み、誕生石や星座との組み合わせなど、自分の気持ちが前向きになるかどうかを基準に選ぶと、旅の記念として長く身につけやすくなります。店員に相談しながら選べるオーダーメイドの店であれば、迷ったときも安心です。

旅先で出会った一本を、日常のなかでふと目にするたびに小樽の旅を思い出す。パワーストーンには、そうした記念品としての価値もあると私は感じています。効果を過信せず、気軽な気持ちで店をのぞいてみてください。

水晶は「浄化」、タイガーアイは「厄除け」、ローズクォーツは「恋愛」、アメジストは「直感力」といった意味づけが一般に知られていますが、これらはあくまで言い伝えや慣習として広まっているものであり、効能が科学的に裏づけられているわけではありません。石そのものの美しさや、旅先での思い出という側面を大切にしながら、楽しみのひとつとして選ぶのが、心地よい付き合い方だと私は考えています。

友人や家族への土産として選ぶ場合も、相手の誕生石や好きな色を基準にすると選びやすくなります。断定的な効能をうたって贈るのではなく、「小樽で見つけたきれいな石」として気軽に渡すくらいの距離感が、贈る側にも受け取る側にも心地よいはずです。

店によっては、石の産地や特徴について丁寧に説明してくれるところもあります。気になる石があれば、値段だけでなく由来や特徴も聞いてみると、選ぶ楽しみがさらに広がります。会話を交えながら選ぶ時間そのものも、旅の思い出のひとつになるはずです。

まとめ|小樽 パワーストーンは堺町通り散策とセットで楽しむ

小樽 パワーストーンの専門店は、ガラスの街というイメージの裏側にある、もうひとつの小樽の顔です。石油ランプや漁業用の浮き玉づくりから始まったガラス産業が、ニシン漁の衰退をきっかけに観光土産の産業へと役割を変え、堺町通りという観光の中心地に「きらめく素材」を扱う店として天然石ショップが根づきました。

POWERSTONE ROPやMonster Labo、パワーストーンR、石の蔵、そしてウイングベイ小樽一番街のNanairoと、実際に訪ねられる店は決して少なくありません。堺町通りの散策とあわせて、ガラス細工の店と天然石の店、両方の「きらめき」を見比べてみてください。

北海道は大自然のイメージだけで語られがちですが、小樽のように港町としての経済力と歴史を重ねて「きらめく街」を育ててきた場所もあります。パワーストーン専門店の存在は、その小さな、しかし確かな証拠のひとつです。次に小樽を訪れるときは、運河の景色だけでなく、堺町通りに刻まれた産業の物語にも目を向けてみてください。

小樽の総合的な観光情報は小樽市の総合ガイドも、手仕事の観光スポットとしては小樽キャンドル工房の記事もあわせてどうぞ。駅からのアクセスはJR小樽駅前の記事を参考にしてください。

小樽 パワーストーンに関するよくある質問

最後に、小樽でパワーストーン専門店をめぐるときによく出てくる疑問をまとめます。出発前に目を通しておくと安心です。旅程を組む前に、営業時間やアクセスの目安だけでも先に頭に入れておくと、当日の動きに迷いがなくなります。

小樽のパワーストーン店はどこに集まっていますか

多くは小樽の観光の中心地である堺町通りとその周辺に集まっています。POWERSTONE ROPやMonster Labo、パワーストーンR、石の蔵などが徒歩圏に点在しており、硝子細工の店をめぐるついでに立ち寄りやすい距離です。少し離れたウイングベイ小樽一番街にもNanairoがあるため、駅周辺の滞在時間が長いときの選択肢にもなります。

JR小樽駅からはどれくらい歩きますか

堺町通りまでは、JR小樽駅から徒歩15分前後が目安とされています。案内によって13分から20分ほどと幅がありますが、小樽運河を眺めながら歩ける距離なので、散策を兼ねて向かうのがおすすめです。歩くのが大変な場合は、観光用のバスを利用する方法もあります。

定休日や年中無休の店はありますか

POWERSTONE ROPのように年中無休で案内されている店もあれば、Nanairoのように水曜日を定休日とする店もあります。営業時間や定休日は変わることがあるため、訪れる前に最新の情報を確認しておくと安心です。連休や繁忙期は時間が変わることもあるので、余裕を持った計画をおすすめします。

オーダーメイドのブレスレットはその場で作ってもらえますか

POWERSTONE ROPでは、誕生日や星座、干支に合わせたブレスレットづくりや、手相鑑定にもとづくオーダーメイドに対応していると案内されています。鑑定やデザインが無料とされる場合もあるため、時間に余裕を持って訪れると、その場で自分だけの一本を作れます。混み合う時間帯もあるため、旅程に少し余裕を持たせておくとゆっくり選べます。

より詳しい最新情報は、一次情報にあたるのが確実です。ガラス産業の歴史は小樽観光協会公式サイトの案内北一硝子公式サイトの沿革で、POWERSTONE ROPの店舗情報は小樽堺町通り商店街公式サイトで確認できます。