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【エリア別】北海道の主要都市ってどこ?地図で解説!

旅行や観光で人気が高い北海道ですが、いざ訪れようと思うと、都市の名前と場所が一致しませんよね。

北海道民の自分ですらMAPで調べるのに、道外の方や、初めて北海道に来る方は、なおさら都市の位置関係が分からないと思います。

そこで当記事では、北海道の有名なエリア区分をイラスト付きで解説し、主要都市の位置をざっくりと掴んでいただきます。

北海道の主要都市が分かれば、

・北海道旅行、観光の計画を立てやすくなる

・道内を移動するとき、行き先や時間を把握しやすくなる

といったメリットがあります。

記事の途中で、主な都市間の「距離」や「車の移動時間」を紹介していますので、ぜひ当ブログを参考にして、北海道を満喫してください!

それでは見ていきましょう↓

【エリア別】北海道を4分割した場合の主要都市

北海道を区分するとき、もっとも多く使われるのが「4分割」です。

「4」というのは「道央、道北、道南、道東」のことです。それぞれ主要都市を1つに絞るとすれば、

・道央:札幌市

・道北:旭川市

・道南:函館市

・道東:釧路市 or 帯広市

(順不同)

となります。

釧路市 vs 帯広市

ここで道東が非常に悩ましいのですが、一昔前なら釧路市一択でした。

人口減少が進む中で釧路市の衰退が続き、いまや人口はほぼ同じです(2020年に順位が逆転しました)。

また周辺の市町村を含めた「圏」で考えると、帯広圏に軍配が上がります(「圏」で考えた方が、より実態に近い賑わいが把握できます)。

一方、水産業をはじめとした全国的な知名度で考えると、釧路もまだまだありますから、両市を選ばさせていただきました。

【エリア別】北海道を6分割した場合の主要都市

6分割って何?というと、

先に述べた「道央・道南・道北・道東」の4分割で、「道東」をさらに3分割した、合計6つのエリアです。

北海道総合計画[2021改訂版]によれば、これら6つのエリアを「連携地域」として設定し、それぞれの地域で「中核都市」を設ける。と、述べられています。

連携地域・中核都市を一覧にすると、以下の通りです。

(連携地域名:中核都市名)

・道央広域連携地域:札幌市

・道南連携地域:函館市

・道北連携地域:旭川市

・十勝連携地域:帯広市

・オホーツク連携地域:北見市

・釧路・根室連携地域:釧路市

(順不同)

(出典:北海道総合計画[2021改訂版]5-6章、p4:パンフレット上はp85))

6分割の母都市となる中核都市も、北海道の主要都市です。

さらに、中核都市と相互に結びつきが強く、一体的に都市機能を発揮する都市は「中核都市群」と称されています。

加えて、エリアの中で都市やサービス・日常的な生活ニーズ等において、中核都市の機能を補完する市や町を「地域中心都市」と称しています。

当ブログでは中核都市のみを紹介していますが、もっと詳しく知りたい方は、上記出典のリンクよりお進みください。

【ドライブ】札幌⇔主要6都市の「距離」と「時間」

札幌を基準としてドライブすると、一般道(下道)ならこんなに時間がかかります↓

札幌⇔釧路間なんて片道6時間もかかります。

もはや移動だけで1日が潰れてしまうので、北海道旅行を計画する際は、「距離」と「時間」を事前に調べましょう。

高速道路を使用しても、これだけかかります↓

札幌から日帰りでゆったり旅行をするなら、旭川が限界でしょう。

なお、一般道と高速道の所要時間を比較した記事のリンクも貼りますので、北海道でドライブを考えている方は是非ご覧ください↓↓

【エリア別】北海道を14分割した場合の主要都市

その昔北海道には、支庁という区分がありましたが、再編され振興局に変わりました。

振興局は、全部で14か所あります。それぞれに「所在地」が置かれていますので、これを主要都市として紹介します。

(振興局名:所在地名)

・渡島総合振興局:函館市

・檜山振興局:江差町

・胆振総合振興局:室蘭市

・日高振興局:浦河町

・空知総合振興局:岩見沢市

・石狩振興局:札幌市

・後志総合振興局:倶知安町

・上川総合振興局:旭川市

・留萌振興局:留萌市

・宗谷総合振興局:稚内市

・オホーツク総合振興局:網走市

・十勝総合振興局:帯広市

・釧路総合振興局:釧路市

・根室振興局:根室市

(順不同)

振興局の具体的な地図等を知りたい方は、出典よりお進みください→(出典:北海道のホームページ(総合振興局・振興局)wiki

行政上の観点からも、これらの都市は主要都市となり得ます。

所在地は、必ずしも都市規模で決まらない

例えば、オホーツク総合振興局の所在地は網走市ですが、都市規模としては北見市のほうが大きいです。

これは以前の「支庁による区分」を継承しているからだと考えられます。

また、核となる街が、振興局のどの辺に位置しているかも関係しています(地理的に、所在地が偏った場所にあったら、訪れるのが大変ですし…)。

【人口】市町村人口ランキング 「ベスト20」に掲載される主要都市

主要な都市を判断する指標として、「人口の多さ」があります。

2020年の「北海道・市町村人口ベスト20」は、以下リンクにまとめておりますので、是非参考にしてください!

【国勢調査2020】北海道の市町村人口ランキング5年に一度の国勢調査、2020年度の結果が発表されましたので紹介します。 ・人口が多い街はどこなのか? ・北海道の市町村...

このうち札幌市は「政令指定都市」、旭川・函館市は「中核市」として位置づけられています。また、北海道庁のホームページで公開されている人口ランキングも、20位まで掲載されています。

したがって、人口ランキングで20位に入るレベルの都市ならば、北海道の主要都市と言えます。

【鉄道駅】地下鉄・鉄道の乗降客数から選ぶ北海道の主要都市5選

北海道には鉄道駅が全部で522駅あります。

これらの中にはJR北海道の在来線はもちろん、新幹線や札幌市交通局が運行する地下鉄や路面電車、函館市企業局が運行する路面電車、第三セクターである道南いさりび鉄道の駅も含まれます。

ではその中で1日の乗降客数が多い駅や都市はどのような所なのでしょうか。

乗降客数が多い駅がある都市を見れば、北海道のどこが活気がある都市なのかがわかるはずです。さっそく見ていきましょう(以下JR北海道は2020年、札幌市営地下鉄は2018年のデータ)。 

以下出典↓

https://statresearch.jp/traffic/train/passengers_company_ranking_63.html
https://traffic.north-tt.com/09_article.php?article=122

【結論】鉄道駅で選ぶ北海道の主要都市5選

乗降客数の多い順に調査した結果、挙がった都市を列挙すると…

  • 札幌市
  • 小樽市
  • 北広島市
  • 恵庭市
  • 千歳市

という結果になりました!

以下で細かく解説していきます↓

1位はやっぱり札幌駅、2位以下は地下鉄駅が続く

北海道の駅で乗降客数が1番多い駅はJR札幌駅、2番目は札幌市営地下鉄のさっぽろ駅です。

言わずと知れた札幌市の中心駅で、ステラプレイスやエスタ、東急百貨店など、駅周辺には大規模な商業施設やオフィスビルが立ち並んでいます。

通勤・通学や観光、買い物など、仕事やプライベートを問わず多くの人が利用する駅です。

また複数の路線が乗り入れているため、路線間の乗り換えで利用する人も多そうです。

3番目は札幌市営地下鉄の大通駅です。

こちらも札幌市の中心地、大通公園の地下にあります。

地下鉄3路線が全て乗り入れている唯一の駅です。

札幌駅同様、周囲には銀行や官庁、オフィスビルやデパート、商業施設に飲食店がひしめいており、乗降客数が多いのも納得です。

以下、4番目は札幌市営地下鉄の新さっぽろ駅、5番目も札幌市営地下鉄の麻生駅でした。

新札幌駅はJR千歳線との乗換駅で、周囲には商業施設やオフィスビルのほか、団地や住宅街が形成されています。

現在、再開発が進められており、札幌の副都心としてその地位がさらに高まってくると考えられます。

麻生駅は地下鉄南北線の北側の始発駅です。

大型スーパーがあるほかはこれと言って目立ったものはありませんが、住宅が多くここから通勤で札幌市中心部へと向かう人が多いのでしょう。

ここまで乗降客数トップ5を見てきましたが、1位の札幌駅以外、全て札幌市営地下鉄の駅となりました。

この結果から、やはり札幌市は間違いなく主要都市です。

【札幌圏が強い】札幌中心部以外の利用状況

JRの駅だけを見てみると札幌駅についで多いのは手稲駅、以下新札幌駅、琴似駅と続いていきます。

この3駅に共通するのは快速が停車する駅ということです。

手稲と新札幌からは10分程度、琴似からは5分程度で札幌駅に到達できます。

手稲駅、琴似駅ともに駅前には商業施設、その周囲にマンションや住宅街あり、典型的なベッドタウンが形成されている言えるでしょう。

5位は札幌駅の1駅隣の桑園駅で周囲には札幌競馬場や総合病院、商業施設のほか、再開発が進められ、マンションも建設されています。

このようにJRだけで見ても乗降客数が多い駅は札幌市内に集中していることがわかります。

札幌市外で初めて出てくる駅は6位の千歳駅、7位の白石駅(札幌市内)を挟んで8位新千歳空港駅、9位北広島駅、10位恵庭駅、11位小樽駅と続きます。

いずれも札幌都市圏の駅でICカード乗車券が使える駅で、札幌まで概ね30分程度で到達できます。

新千歳空港駅はほとんどが空港利用者ですが、千歳・北広島・恵庭の各駅は各市の中心駅であり、快速列車も停車します。

この3市は札幌のベッドタウンであり、ここから札幌市内へ通勤・通学するという人が多く、そのため乗降客数が多いと予想されます。

小樽駅はこうした利用に加え、小樽運河などの観光地を有しているため、観光利用も多いと推測されます。

こうしてみてみると、北海道の鉄道駅のうち、乗降客数が多い駅は札幌市とその周辺に限定されており、活気がある都市も札幌とその周辺に集中しているとみることができるでしょう。

【観光】人気の観光地から見た北海道の主要都市5選

札幌市

北海道の主要都市といえばやはり、札幌市でしょう。

札幌駅はもちろん、徒歩圏内に時計台や大通り公園、テレビ塔などなど見所がたくさんあります。

また食事処も豊富で、札幌駅近辺には海鮮やスープカレーなど北海道ならではの名物料理をおいているところが多数あります。

冬に訪れる際は是非、大通り公園を散策して見てくだい。

タイミングが良ければ、スノーボードの予選大会が開かれていたり、雪まつりが開かれていたりと見所が多いです。

ただし、飛行機で北海道にいらっしゃる方は注意が必要です。

これは北海道の窓口である新千歳空港から札幌駅まで電車で35分前後かかるので、旅のタイムスケジュールには余裕を持って移動してください。

函館市

札幌市からバスもしくは電車で4-5時間前後の距離にある、夜景で有名な函館山がある都市です。

百万ドルの夜景を眺めながら、旅の余韻に浸るのは最高です。

また、函館山の麓は多くの商業施設があり、特にカフェやレストランが多数あります。

なかでも洋食屋さんが多い印象で、どの料理も絶品ですのでいろいろなお店で食べ比べでみるのも楽しみのひとつです。

ランチやディナー、市内の散策に疲れた際の休憩にいかがでしょうか。

また、お帰りの際にはいかめしをお土産にお勧めします。駅弁でも売っておりますが、真空パックで購入できるお店もあります。

しっかりした味付けで中身もぎっしりつまっていますので是非ご賞味ください。

小樽市


札幌市から電車でわずか40分前後で来れてしまう観光名所です。

ガラス細工が有名ですが、ぜひ漁港に足を運んで見てください。新鮮な北海道の海の幸を堪能できること間違いなしです。

もちろん漁港まで足を伸ばさなくても、駅周辺に海鮮丼のお店やお寿司屋さんがたくさんあります。

それぞれのお店で見た目や値段がことなるため、歩きながら気に入ったお店を探して見るのもいいと思います。

小樽市内を流れる運河に沿って煉瓦造りの倉庫が並び、その中には食堂があったりお土産屋さんがあったりと見るだけでも楽しめるようになっています。

夜にはライトアップされており、イルミネーションがとても綺麗です。冬になると、大小無数のかまくらが作られ中にろうそくをともしたイベントもありますのでおすすめです。

富良野市

広大な土地に広がるラベンダー畑が有名なところです。

ラベンダーの見頃は6月〜8月で、複数のファームがラベンダーを育てており、石鹸や匂い袋など様々な特産品が販売されております。

また、そのほかの季節にもチューリップなどが咲いており、四季折々の花々を楽しむことができます。

お花が好きな人は是非訪れてほしいところです。もちろんお花だけでなく、ご飯も美味しいところです。おすすめは豚まんをぜひご賞味いただきたいです。

もっちもちの生地にジュワッと肉汁溢れる富良野の豚の美味しさは格別です。

稚内市

北海道最北端の地として有名です。

札幌市から車で5-6時間前後の距離にあります。

眺めがとにかく壮大で、見渡す限り海が広がっています。

夜になると、晴れていれば空一面の星が見れます。

遮るものもなく、暗くなると真っ暗になるため非常に綺麗な夜空を見ることができます。

絶景好きの方にお勧めします。

【他リンク】北海道の主要都市に関連した参考サイト

北海道のホームページより、

・道内のアクセスマップ

・一般国道の主要都市間距離

といった項目で、道内の主要都市が確認できます。

交通の要所は主要都市になりやすいので、実際の位置が分かるマップと一緒に確認して頂けたらと思います。

北海道の都市に関するオススメ本

当ブログの執筆に際しお世話になった本や、北海道の都市を知るために読んで欲しい本を紹介します!

北海道のトリセツ ~地図で読み解く初耳秘話~

北海道を様々な角度から紹介した、まさに北海道の「取扱説明書」ともいえる本です。

冒頭の”絶景「空撮」グラビア”と言う項目で、空から見た北海道における様々なスポットを写真で紹介しています。そこから続く全189市町村マップ+鉄道網+主要道路+3D俯瞰図で、主要都市をかなり絞り込めます。

それ以外にも、地層や文化、なぜ200万都市の札幌ができたのかまで、幅広い視点で私たちの好奇心をくすぐります。

特に章の間に挿入されている数値データはためになるので、一読の価値ありです(全189市区町村の平均所得ランキングが掲載されていたのは驚きました)。

ほぼ全てのページにいろんなタイプの地図が載っており、北海道をあまり知らない人にも優しい本だと感じました。

北海道の教科書

章の構成が、理科・算数・社会科といったように、教科書を彷彿させる内容となっている面白い本です。

冒頭に、ターミナル駅の俯瞰画像として、札幌・函館・釧路の駅中心部を撮影したページがあります。都会を感じやすい私は、街並みを映した写真にグッと惹かれ、そのまま読み切るまでに至りました。

特に社会科の交通、算数の統計については、当ブログで訪れた地名がたくさん出てきますので、主要都市を知りたい方にもオススメです。

北海道に興味がある方は、是非読んでいただきたいと思います。

スーパーマップル 北海道

近年、デジタル媒体の台頭で、スーパーマップルに代表される「紙媒体の書籍」を利用する機会が減ってしまいました。

紙は、情報量で言えばGoogleMap等に敵いません。

しかし、1つの情報に集中し、より深く考えを巡らせる時間は、紙媒体の方が断然はかどります。思考が深まることで、読み終えた後の満足度も大きくなります。

小さい頃よりお世話になっているスーパーマップルは、是非みなさんの手元にも置いて頂き、必要な時の調べものとして使って欲しいです。

まとめ & 北海道の関連記事

いかがでしたでしょうか。

ここまで紹介してきた街が、北海道の主要都市となります。

北海道において有名なエリア区分と、人口データから考えた都市一覧でした。

当ブログでは他にも、北海道について書いた記事がありますので、良ければ下記リンクからご覧ください!

以上です。ありがとうございました。