札幌から旭川へバスのチケット売り場はどこ?買い方を解説!
「北海道は広いから、札幌から旭川まで行くのはひと苦労」。そんなイメージを持つ方は多いはずです。地図で見ると札幌と旭川はおよそ140kmも離れていますから、その感覚は半分は正しいと思います。
ところが実際には、この2つの街のあいだを1日十数本の高速バスが片道2,500円で結んでいます。予約もいらず、思い立った日にふらりと乗れる路線です。つまずくのは距離ではなく、「チケットをどこで買うのか」「乗り場はどこか」という入口の部分だったりします。
この記事では、札幌〜旭川を走る高速バス「高速あさひかわ号」について、チケット売り場の場所・買い方・料金・乗り場・所要時間を、はじめて使う方にも分かる順番でご案内します。
この記事で分かることは、次の4つです。
- 札幌側と旭川側それぞれのチケット売り場の場所と買い方
- 予約の要否と、現金・ICカード・回数券の使い分け
- 片道・往復・回数券の料金と、JR特急とのちがい
- 乗り場の位置と、旭川に着いてからの移動のしかた
まずは、多くの人が最初に迷う「どこで乗車券を買うのか」から見ていきます。
札幌から旭川へのバスはどこで買う?売り場と買い方の基本
札幌と旭川を結ぶ高速バスの正式名は「高速あさひかわ号」で、北海道中央バス・ジェイ・アール北海道バス・道北バスの3社が共同で走らせています。チケット売り場は札幌側に2か所、旭川側に1か所あり、さらにICカードやスマホの回数券を使えば窓口に寄らずに乗ることもできます。
この章では、それぞれの窓口の場所と、予約や支払いのしくみを順番に整理します。はじめての方でも当日に迷わないよう、具体的な場所の目印まで添えていきます。
札幌側のチケット売り場はどこにあるか
札幌側の乗車券売り場は、大きく2か所を押さえておけば十分です。ひとつは中央バス札幌ターミナルの窓口で、大通東1丁目の創成川イースト側にあります。都市間の高速バスが集まる拠点で、旭川方面ののりばもここに設けられています。
もうひとつは、札幌駅の南口から大通方面へ少し歩いた札幌駅前エリアの中央バス窓口です。日本生命ビルの敷地内、北海道庁の赤れんが庁舎に近いあたりに案内所があり、ここでも乗車券を買えます。どちらの窓口でも、乗る日と行き先を伝えれば当日券をその場で購入できます。
「窓口が2つあると、どちらに行けばいいのか迷う」という声もあります。結論としては、乗るのりばに近いほうへ行けば問題ありません。運行や時刻の一次情報は北海道中央バスの公式ページに出ているので、出発前に一度目を通しておくと安心です。(北海道中央バス 高速あさひかわ号)
窓口をさがすときは、行き先の掲示と「高速あさひかわ号」の表示を目印にすると分かりやすくなります。この路線は3社の共同運行で、便によって車体の色や社名が北海道中央バス・ジェイ・アール北海道バス・道北バスと変わります。それでも運賃や乗車券の扱いはどの会社の便でも共通なので、社名の違いで戸惑う必要はありません。時刻に合うのりばと、その近くの窓口へ向かえば、はじめてでも乗車券を用意できます。営業時間は窓口によって差があるため、早朝や夜おそくに乗るときは、事前に受付の時間帯を確かめておくとより安心です。
旭川側のチケット売り場と道北バスの窓口
旭川側の乗車券売り場は、道北バスの旭川駅前営業所が中心になります。旭川駅の正面口を出てすぐの一帯にあり、旭川発の高速あさひかわ号はここを起点に発着します。帰りの札幌行きに乗るときも、この窓口で乗車券を用意できます。
往復で使う予定なら、行きに札幌側で往復券や回数券を買っておく方法もあります。旭川で降りたあとに窓口を探す手間が省けるので、観光や出張で予定が詰まっている日は特に楽になります。なお車内でも支払いはできますが、車内で買えるのは回数券だけという点は覚えておくと安心です。
「地方だから窓口が少なくて不便では」と身構える方もいます。ですが旭川は道北の玄関口として長く交通の要になってきた街なので、駅前に営業所と窓口がまとまっており、迷う場面はそれほど多くありません。売り場の位置さえ頭に入れておけば、はじめてでもスムーズに乗車できます。
復路の札幌行きも、考え方は往路とまったく同じです。旭川駅前営業所の窓口で当日の乗車券を買うか、ICカードやタッチ決済でそのまま乗車できます。観光で朝から動き回り、窓口に寄る時間が読めない日は、行きのうちに往復券を用意しておくと、帰りは列に並ぶだけで済みます。旭川駅前は旭山動物園行きなど市内バスののりばも集まっている場所なので、都市間バスと市内バスの乗り継ぎ拠点としても分かりやすくなっています。はじめての土地でも、駅を中心に交通が固まっているおかげで動きやすい街です。
予約は必要か 自由席と先着順のしくみ
高速あさひかわ号のいちばんの特徴は、基本的に予約がいらないことです。座席は自由席で、来た人から順に座っていく先着順の方式になっています。公式でも予約不要の路線として案内されており、思い立った日に窓口へ行けばそのまま乗れます。
予約がいらない理由は、本数が多いことにあります。1本を逃してもしばらく待てば次の便が来るため、指定席で座席を確保しておく必要性が低いのです。日常の移動でも使いやすいのは、この気軽さがあるからです。
ただし、大型連休やイベントのある日、通学通勤が重なる時間帯は満席になることがあります。座って移動したい日は、発車の15分ほど前にはのりばに並んでおくと確実です。
予約なしで乗れる手軽さは、旅程が固まっていないときほど生きてきます。時刻表だけ確認しておけば、あとは当日の気分で動ける。これが高速バスをふだん使いの足にできる大きな理由です。
混みやすいのは、さっぽろ雪まつりや旭川冬まつりのある2月、ゴールデンウィークやお盆などの大型連休、夏の観光シーズン、それに受験や新学期が重なる時期です。こうした日は同じ時間帯に人が集中しやすいので、1本早い便をねらうか、ピークの時間を少し外すと座りやすくなります。反対に平日の昼間などは空いていることが多く、直前に窓口へ行ってもゆったり座れます。予約がいらないという気軽さは、こうした混雑の波を知っておくほど上手に使えます。時刻表を眺めて空いていそうな便を選ぶだけでも、当日の快適さはずいぶん変わります。
現金かICカードかタッチ決済か 支払い方法の選び方
支払い方法は、現金・交通系ICカード・クレジットカードのタッチ決済から選べます。2023年12月から交通系ICカードに対応したため、KitacaやSuicaなどをそのままかざして乗れるようになりました。小銭を用意しなくてよいので、旅行者にも使いやすくなっています。
選び方の目安はシンプルです。券売の窓口に寄る時間がないときはICカードやタッチ決済、割安に何度も乗るなら回数券、というふうに用途で分けると迷いません。ICで乗る場合は乗車券を買う必要がないので、そのままのりばへ向かえます。
ひとつ気をつけたいのは、運行会社によって使えるICカードが異なる場合があることです。たとえば道北バスが走らせる便では、一部のカードが対象外になることがあります。心配なときは、乗る前にのりばの案内や公式で対応状況を確かめておくと確実です。使えるカードの範囲さえ押さえておけば、支払いで慌てることはまずありません。
使える交通系ICカードは、KitacaやSuicaをはじめとする全国で相互利用できるカードが中心です。札幌でおなじみのSAPICAも北海道中央バスやジェイ・アール北海道バスの便では使えますが、道北バスの便では対象外になる場合があります。どのカードが確実か迷うときは、全国相互利用のマークが付いたカードを選んでおくと無難です。現金で払う方は、車内やのりばで両替できる金額に限りがあることもあるため、千円札や小銭をあらかじめ用意しておくと、支払いの列でもたつきません。かざすだけで乗れるICは、旅先で小銭を気にせずに済む点でも助かります。
回数券とバスモで料金を抑える方法
同じ区間を何度も使うなら、回数券がいちばん分かりやすい節約になります。紙の回数券に加えて、スマホで使える「バスモ」というデジタル回数券もあり、スマホ版のほうが紙より少し安く設定されています。通学や帰省でくり返し乗る人ほど、差が積み上がっていきます。
料金の全体像は、次の早見表にまとめました。金額は2026年時点のもので、改定されることがあるため、購入前に公式でも確認しておくと安心です。
| 券種 | スマホ(バスモ) | 紙の回数券 |
|---|---|---|
| 片道 | 2,500円 | |
| 往復 | 4,700円 | |
| 4枚つづり | 9,000円 | 9,200円 |
| 10枚つづり | 21,700円 | 22,100円 |
| 20枚つづり | 40,000円 | 42,000円 |
たとえば片道を2回ばらばらに買うと5,000円ですが、往復券なら4,700円で300円お得です。さらに4枚つづりを使えば1回あたり2,250円ほどになり、乗るほど1回の負担が軽くなっていきます。頻度が高い人は、まず回数券から検討すると失敗がありません。
スマホ回数券の「バスモ」は、専用のアプリを入れて回数券を購入し、乗るときに画面を見せるか読み取り機にかざして使います。紙の券のように財布から出し入れする手間がなく、残りの枚数もアプリの画面でいつでも確認できます。基本は自分の移動用として使うもので、まとめ買いしておけば1回ごとに支払うより手早く、金額も抑えられます。つづり券は枚数が多いほど1回あたりが安くなる作りなので、月に何度も往復するような使い方なら、10枚や20枚のつづりを選ぶ価値があります。ふだんの通学通勤に組み込むと、積み重ねた差がはっきり出てきます。
子ども運賃や各種の割引の有無は、券種や時期によって扱いが変わることがあります。小さなお子さま連れや、割引の対象になりそうな方は、購入のときに窓口で確かめておくと確実です。金額の面でいちばん取りこぼしがないのは、往復するなら往復券、何度も乗るなら回数券、というシンプルな考え方です。まずはこの基準で選び、細かな割引はそのうえで足していくと、迷わず安く乗れます。
札幌駅前のバス乗り場が変わった理由
「前に乗った場所にバスがいない」ととまどう方がいます。これは記憶違いではなく、札幌駅のバスターミナルが一時的に閉鎖されているためです。札幌駅前のエスタ地下にあったバスターミナルは、2023年9月末に大規模な再開発工事のためいったん閉じられました。
閉鎖のあいだ、都市間バスののりばは路上の仮停留所や中央バス札幌ターミナルへ振り分けられています。この状態は2028年度ごろまで続く見込みで、しばらくは「札幌駅の真下から乗る」感覚が使えません。最新ののりばは札幌市の案内で確認できます。(札幌市 札幌駅バスターミナル一時閉鎖のよくある質問)
裏を返せば、これは札幌駅前がいままさに大きく作り替えられている証拠でもあります。北海道の玄関口が新しい姿へ生まれ変わる途中だからこそ、乗り場が動いているわけです。工事中は少し分かりにくいものの、理由を知っておけば当日に落ち着いて対応できます。
この再開発は、札幌駅の周辺一帯をまるごと作り替える大がかりな計画の一部です。新しい交通の拠点や高い建物が生まれる予定で、完成すれば札幌駅前の景色は大きく変わります。北海道でいちばん人が集まる玄関口が、いままさに姿を変えている途中というわけです。工事が続くあいだは、乗り場が路上や近くの施設へ移っていることを前提に、出かける前に最新の案内を一度見ておくのが確実です。数年後には、いま歩いている場所がまったく違う風景になっているかもしれません。その変化の途中を通り抜けていると思えば、少し分かりにくい乗り場探しも、旅の一場面として楽しめます。
高速あさひかわ号を使いこなす|時間とJR特急の使い分け
売り場と買い方が分かったら、次は「どれくらいで着くのか」「JRとどちらがいいのか」という実用の部分です。バスは安さと本数、JR特急は速さと定時性という具合に、それぞれ得意分野がはっきり分かれています。
この章では、所要時間・便数・JR特急との比較・乗車当日の流れ・旭川に着いてからの動き方まで、実際の移動をイメージしながら整理していきます。
所要時間は夏と冬でどれくらい違うか
札幌〜旭川の所要時間は、季節でわずかに変わります。目安は4月から11月がおよそ2時間5分、12月から3月がおよそ2時間25分です。冬に時間がかかるのは、雪道で速度を落として安全運転になるためで、決してバスが遅いわけではありません。
本数は片道あたり1日およそ12本から15本で、時間帯によっては1時間に1本前後の間隔で走っています。朝から夜まで幅広く便があるので、旭山動物園の開園に合わせた朝の移動でも、夕方の帰りでも組み立てやすいのが強みです。都市間の距離感や高速道と一般道での違いは、別の記事でも取り上げています。(札幌からの都市間距離と所要時間【一般道/高速道】)
「2時間は長いのでは」と感じる方もいます。ですが、その2時間はまるまる座って過ごせる時間でもあります。運転しなくてよいぶん、車窓を眺めたり仮眠をとったりできるので、体感の負担は数字ほど大きくありません。時間の使い方まで含めて考えると、バスの2時間は思ったより快適です。
便は朝早い時間から夜おそくまで幅広く用意されています。旭山動物園の開園に合わせるなら午前の便、日帰りの用事なら昼前後の便、仕事や観光を終えて戻るなら夕方から夜の便、というふうに、目的に合わせて選べる本数があります。渋滞や雪の影響で多少前後することはあるので、到着後に乗り継ぎがある日は、少し余裕をもった便にしておくと、あわてずに動けます。時間帯によっては続けて便があるため、1本乗り遅れても致命的になりにくいのも、本数の多い路線ならではの安心感です。
JR特急ライラックやカムイとの違い
同じ区間はJR特急でも移動できます。特急ライラックやカムイならおよそ1時間25分で結ばれ、バスよりずっと速いのが魅力です。ただし運賃は2026年時点でおよそ5,400円前後と、バスのおよそ倍になります。速さを取るか、安さを取るかという分かりやすい対比になっています。
ちがいを一覧にすると、次のようになります。用途に合わせて選ぶための、ざっくりした比較として見てください。
| 項目 | 高速あさひかわ号(バス) | JR特急(ライラック・カムイ) |
|---|---|---|
| 運賃の目安 | 片道2,500円 | 片道およそ5,400円前後 |
| 所要時間の目安 | 約2時間5分〜2時間25分 | 約1時間25分 |
| 予約 | 不要(自由席・先着順) | 指定席中心(事前確保が安心) |
| 向いている場面 | 費用を抑えたい・のんびり移動 | 時間を優先・定時性を重視 |
費用を抑えたい旅や、車内でゆっくりしたい日はバスが向いています。逆に、乗り継ぎの都合で到着時刻をきっちり読みたいときや、少しでも滞在時間を延ばしたいときはJR特急が頼りになります。両方の性格を知っておけば、その日の目的に合わせて迷わず選べます。
座席や車内での過ごし方にも違いがあります。バスは横4列の座席にゆったり座って、約2時間を通して落ち着いて過ごせます。荷物の多い旅では、車体の下のトランクに大きな荷物を預けられるのも助かります。JR特急は速いぶん、短い時間で移動を終えたい人や、到着時刻をきっちり読みたい人に向いています。どちらも2時間前後の移動としては十分に快適なので、あとは運賃の差と時間の差を、その日の予算と予定にあてはめて選ぶだけです。往路はJRで早く着いて滞在を長くし、復路は安いバスでのんびり帰る、という組み合わせ方もできます。
乗り場の位置と乗車当日の流れ
当日は、乗り場をまちがえないことがいちばん大切です。札幌側は中央バス札幌ターミナルや札幌駅前の高速バスのりば、旭川側は旭川駅前ののりばが起点になります。工事の影響でのりばが動くことがあるので、時刻とのりばはジェイ・アール北海道バスなどの公式でも確かめておくと確実です。(ジェイ・アール北海道バス 高速あさひかわ号の時刻表)
当日の流れはとても単純です。のりばに着いたら列に並び、来たバスに乗り込みます。支払いは現金なら運賃箱へ、ICカードやタッチ決済ならリーダーにかざすだけです。大きな荷物はトランクに預けられる便が多いので、スーツケースがあっても心配はいりません。
「はじめてで手順が不安」という方でも、やることは並ぶ・乗る・支払うの3つだけです。券売の窓口で買っておけばさらに落ち着いて乗れますし、ICなら並んでそのまま乗れます。流れを一度つかんでしまえば、2回目からはもう迷いません。
支払いのタイミングは便によって、乗るときに先に払う方式と、整理券を取って降りるときに払う方式があります。どちらでものりばや車内に案内が出ているので、それに従えば迷いません。現金で払うときは、高額紙幣だと両替できないことがあるため、千円札や小銭を用意しておくとスムーズです。約2時間の運行で途中のトイレ休憩は基本的にないので、乗る前に済ませておくと安心して過ごせます。発車のまぎわに駆け込むより、少し早めにのりばへ着いておくほうが、席も選べて気持ちにも余裕が生まれます。
はじめて乗る便では、行き先の表示をもう一度確かめてから乗り込むと安心です。同じのりばから別方面のバスが出ることもあるので、車体や案内の「旭川」「札幌」といった行き先表示を見てから乗れば、乗りまちがいを防げます。降りる停留所が近づいたら、車内の案内表示や放送で確認しておくと、降り忘れの心配もありません。
旭川駅に着いてからの移動と旭山動物園
旭川駅に着いたあとは、市内の路線バスやタクシーで目的地へ向かいます。人気の旭山動物園へは、旭川駅前から路線バスでおよそ40分です。バスと入園がセットになったお得な券も出ているので、動物園が目的ならまとめて買うと割安になります。
旭川は駅を中心に街がまとまっているので、駅前からの移動がしやすい街です。動物園だけでなく、ラーメンや家具の街としても知られていて、半日から一日たっぷり楽しめます。旭川市内の見どころや回り方は、別の記事でまとめています。(旭川市の観光と移動のまとめ)
「着いてからの足がなさそう」と心配になるかもしれません。ですが駅前から主要な行き先へバスがのびているので、あらかじめ目的地への行き方だけ調べておけば十分です。バスで旭川に入り、そこから市内バスへ乗り継ぐ。この組み合わせで、車がなくても身軽に動けます。
旭山動物園のほかにも、旭川駅前からまっすぐのびる平和通買物公園は、駅を出てすぐ歩ける繁華街です。ラーメンの名店が集まる街としても知られていて、駅の近くで食事をとってから動物園へ向かう、といった組み立てもしやすくなっています。行き先ごとに使う路線バスの系統が変わるので、目的地への乗り場と系統だけ先に調べておくと、到着後の移動で迷いません。旭川は駅を中心に見どころがほどよくまとまっているので、車がなくてもバスと徒歩で一日を組み立てられます。時間が余ったら、駅前を少し歩くだけでも街の空気が味わえます。
動物園を目的にするなら、旭川駅前で路線バスと入園がセットになったお得な券が売られています。行き帰りのバス代と入園料をまとめて用意できるので、料金の計算がわかりやすく、券売機や窓口で並ぶ回数も減らせます。開園の時間や運行の間隔は季節で変わるため、朝いちばんの高速バスで旭川入りする場合は、動物園行きの始発の時間もあわせて調べておくと、待ち時間を短くできます。
バスが向いている人 JR特急が向いている人
ここまでを踏まえると、選び方の軸が見えてきます。費用を抑えたい人、本数の多さを生かして気楽に動きたい人、車内で休みたい人にはバスが向いています。通学や帰省でくり返し使う日常の足としても、回数券のあるバスは相性がよい移動手段です。
ここで思い出したいのが、旭川が道北の玄関口だという点です。道北の各地から人や荷物がいったん旭川に集まり、そこから札幌へと流れていきます。高速バスとJR特急がどちらも高い頻度で走っているのは、その行き来を日々支えるためです。片田舎のローカル路線ではなく、北海道の背骨のような区間だからこそ、これだけの本数と選択肢が用意されています。ふだん何気なく使う移動手段の裏側に、二つの都市を結ぶ確かな仕組みがある。そう思って乗ると、いつもの2時間が少し違って見えてきます。
反対に、到着時刻をきっちり読みたい人や、少しでも現地の滞在時間を延ばしたい人にはJR特急が向いています。ビジネスの日帰りや、乗り継ぎがシビアな旅程では、速さと定時性がそのまま安心につながります。
おもしろいのは、片道140kmほど離れた2つの街が、これだけ本数の多いバスとJR特急の両方で結ばれていることです。これは、道内最大の札幌と第2の都市である旭川のあいだに、人と物の行き来が絶えないからこそ成り立つ姿です。「北海道はのどかで移動が不便」というイメージの裏側に、都市どうしをつなぐ確かな交通の背骨が通っている。この二重の大動脈こそ、暮らしの目線で見たときのいちばんの発見だと思います。
まとめ|札幌から旭川はバスのチケット売り場を押さえれば迷わない
ここまで、札幌から旭川へ向かうバスのチケット売り場と使い方を見てきました。ポイントを振り返ると、売り場は札幌側が中央バス札幌ターミナルと札幌駅前の窓口、旭川側が道北バス旭川駅前営業所です。予約はいらず、現金・ICカード・回数券から選んで乗れます。
片道2,500円で1日十数本、予約なしで乗れる高速あさひかわ号は、費用と気軽さを重視する移動にぴったりです。速さと定時性を求めるならJR特急、という使い分けを覚えておけば、その日の目的に合わせて選べます。
旭川は札幌に次ぐ北海道第2の都市で、道北の玄関口でもあります。だからこそ札幌との間にこれだけの便が走り、チケット売り場もきちんと整っています。街ごとの規模や位置づけは、北海道全体の都市の並びを知るとより腑に落ちます。(北海道の主要都市ランキング2026)売り場の場所さえ押さえておけば、札幌から旭川へのバス移動はもう難しくありません。
はじめての区間でも、やることは決まっています。売り場で乗車券を買うかICカードを用意し、のりばで待って乗り込み、目的の街で降りる。この流れさえ頭にあれば、当日に迷う場面はほとんどありません。片道2,500円という手ごろさを生かして、旭川の街歩きや旭山動物園への日帰りを、気軽に計画してみてください。次に旭川へ向かうときは、この記事の売り場と乗り方を思い出してもらえれば十分です。
札幌から旭川のバスでよくある質問
最後に、高速あさひかわ号のチケットや乗り方について、寄せられやすい疑問をまとめました。当日の不安をここで解消しておきましょう。
チケットは当日でも買えますか
買えます。高速あさひかわ号は予約が不要な自由席の路線なので、当日にのりばの窓口へ行けばその場で乗車券を購入できます。ICカードやタッチ決済を使えば、窓口に寄らずそのまま乗ることもできます。ただし大型連休やイベントの日は混み合うため、座って移動したいときは早めにのりばへ向かうと安心です。
往復割引や回数券はありますか
あります。往復乗車券は4,700円で、片道を2回買うより300円お得です。さらに4枚・10枚・20枚のつづり回数券があり、紙のほかにスマホで使える「バスモ」も選べます。スマホ版は紙より少し安く設定されているため、くり返し乗る人ほど負担が軽くなります。子ども料金の有無など細かな条件は、購入前に公式で確認しておくと確実です。
大きな荷物やスーツケースは載せられますか
多くの便で、車体の下のトランクにスーツケースなどの大きな荷物を預けられます。手元には貴重品や壊れやすいものだけを持ち込み、大きな荷物は預ける形が身軽です。混雑時はスペースに限りが出ることもあるため、大荷物のときは早めにのりばへ向かい、乗務員に預け方を確認するとスムーズです。
満席で乗れないことはありますか
自由席で先着順のため、繁忙期には満席で次の便を待つ場合があります。ただし本数が多い路線なので、しばらく待てば次のバスが来ます。確実に座りたい日は、発車の15分ほど前に並ぶ、混雑する時間帯を少しずらす、といった工夫が有効です。どうしても到着時刻を固定したいときは、指定席中心のJR特急に切り替える選択もあります。
途中でトイレ休憩はありますか
札幌〜旭川はおよそ2時間で結ばれるため、途中のトイレ休憩は基本的に設けられていません。乗る前に駅や窓口の周辺で済ませておくと安心です。車両によってはトイレ付きの便もありますが、必ずではないので、あてにしすぎないほうが無難です。長い時間座り続けるのが苦手な方は、こまめに休憩を計画しやすいJR特急を選ぶ方法もあります。目的や体調に合わせて、移動手段を柔軟に選んでください。

