函館のうなぎ高橋は高はし?北海道のウナギ事情を調査!
こんにちは、駅ナカ駅マエ北海道のとかいかんです。函館でうなぎを食べたいと思ったとき、「函館 うなぎ 高橋」と検索する人がいるかもしれません。ただ、店の名前は「うなぎ処 高はし」とひらがなで書かれていて、検索の表記とは一致しません。
この記事で話したいのは、店の場所だけではありません。北海道はニホンウナギが最北で姿を見せる土地である一方、家計でのウナギへの支出は全国でも最低水準にあります。ウナギは南の魚というイメージが強いので、この落差に意外さを感じる人も多いと思います。
ここでは、北海道でウナギが食卓に上がりにくい理由を、数字と研究の両方から見ていきます。そのうえで、函館の店を訪ねるときに確かめておきたいことも整理します。
この記事で分かること
- 北海道がニホンウナギの北の端にあたる理由
- 北海道でウナギの支出が少ないという数字の読み方
- 北海道で始まった「雪うなぎ」の養殖の動き
- 函館の店の名前と住所を確かめる方法
それでは順に見ていきます。
北海道はウナギの北限なのに食べる人が少ない
北海道は、ウナギの分布で見ると北の端に当たります。その一方で、家計のウナギ支出は全国最低水準です。この落差がどこから来ているのかを、順に確かめます。数字は、2021〜2023年の集計と、2024年の新聞記事の数字をならべて読みます。
要点 北海道は「ウナギが来ない土地」ではなく、「ウナギが届く最北の地」です。ただし、消費は全国最低水準にあります。
北海道は稚魚が最北で来る海
まず、北海道はウナギの北の端に当たります。海洋研究開発機構(JAMSTEC)や北海道大学などの研究チームは、北海道へ来るシラスウナギの来遊が過去30年でどう変わったかを解析し、2025年1月に発表しました。研究の内容は北海道大学などによるシラスウナギ来遊の研究発表(PDF)で読めます。
ウナギの一生は、海と川を行き来する形で進みます。ニホンウナギは西マリアナ海嶺の深い海で産卵し、生まれた仔魚は北赤道海流や黒潮に運ばれて東アジアの沿岸へ向かいます。大陸棚の近くで透明なシラスウナギに変わり、冬を中心に沿岸へ来遊するとされています。
ここでいう北限とは、その生き物が自然に分布する北の限界を指します。北海道がその線の上にあるということは、北海道の海と川が、ウナギにとって無関係な場所ではないことを意味します。
研究の要点は、1994〜2003年と2014〜2023年を比べると、北日本での加入が増え、南日本では減ったという点です。原因として、黒潮の流れの変化が挙げられています。北海道の川にもシラスウナギが入ってくる時代になった、という見方です。
さらに2021年には、北海道の胆振地方の河川で野外調査が行われました。その結果、北海道のシラスウナギの潜在的な加入時期は5月から7月だと、初めて確認されました。北海道の川は、稚魚にとって通り道になっていると読めます。
研究の中身にも触れておきます。研究チームは、海洋の循環を再現したデータ(JCOPE2M)を使って、稚魚の流れを1994年から2023年までの幅で追いました。結果は2024年に学術誌Ocean Dynamicsに掲載されています。研究の発表文は、先ほどのリンク先で確かめられます。
ウナギは南の海で育つ魚というイメージが強いため、北海道で稚魚が見つかると聞くと意外に感じるかもしれません。ただ、稚魚は海から川へ入って大きくなる生き物です。北の川が彼らの通り道になっている、と捉えると話の筋が通ります。
つまり北海道は、ウナギが来ない場所ではなく、ウナギが届く最北の場所です。この見方に立つと、北海道のウナギ事情が少し違って見えてきます。
食卓での支出は全国最低水準
その一方で、北海道の世帯がウナギにかけるお金は全国でも最低水準です。北海道新聞の記事は、家計調査をもとに札幌市が52都市中51番目で、浜松市の4分の1以下だと伝えています。記事には調査の年度が明記されていないので、数字は参考値として読むのが安全です。記事は北海道のウナギが食べたい! 三つの「ご当地ウナギ」(北海道新聞)です。
別の集計も見てみます。総務省の家計調査を集計した記事では、2021〜2023年の平均で、うなぎのかば焼き(蒲焼)への支出は浜松市が5,149円で1位でした。全国平均は2,637円なので、浜松市は全国平均のおよそ2倍になります。対象は2人以上の世帯です。出典はうなぎの蒲焼の消費額ランキング(家計調査をもとにした集計記事)です。
◆とかいかんのワンポイント
数字を見るときは、「全国平均より少ない」と「好まれていない」を分けて考えると、読み違えが減ります。食べる機会が少なければ、支出も少なくなるのは自然なことです。
では、なぜ北海道ではウナギが少ないのでしょうか。北海道新聞の記事は、ウナギは暖かい海を好み、南の海を回遊して育つため、北海道ではウナギの養殖がほとんど行われていないと説明しています。ウナギの養殖は、天然の稚魚(シラスウナギ)を捕って育てる方法が中心です。そのため、北海道の店に並ぶウナギの多くは、道外から届いたものになります。
ここで「北海道の人はウナギが好きではない」と読むのは早すぎます。食べる機会が少なければ、支出が少ないのは当然です。数字は消費の少なさを示していますが、その理由が好みなのか、供給の少なさなのかは、この記事の数字だけでは分けられません。
とはいえ、北海道のウナギ消費が全国最低水準にあるのは、数字の上で確かな事実です。供給が道外頼みという背景と合わせて見ると、なぜ北海道でウナギが特別な食べ物になりにくいのかが見えてきます。
数字はどう読めばよいか
家計調査の支出額は、買った回数に一回あたりの値段を掛けたものとして考えると分かりやすくなります。そのため、支出が少ない地域には、食べる頻度が低い場合と、食べても一回の単価が安い場合の両方が含まれます。数字だけでは、どちらが主な理由かは分かりません。
また、この集計は2人以上の世帯が対象です。単身の世帯の食べ方は含まれないため、北海道の個人の食習慣を直接表す数字ではありません。記事の数字を読むときは、この前提を押さえておくと誤読が減ります。
一方で、同じ調査を複数の年で見ていくと、地域差がどの程度続いているのかが分かります。1年だけの数字で結論を出さず、年をならべて見るのが統計を読むときの基本です。
それでも、北海道の支出が全国最低水準にあるという方向性は、記事の数字からも読み取れます。ここは素直に受け止めつつ、理由の部分は慎重に見るのが、この記事の立ち位置です。
雪うなぎという北海道産の挑戦
北海道でもウナギを育てようとする動きは起きています。美唄市のホワイトデータセンターは2022年2月から養殖に挑戦し、「雪うなぎ」として商用化にこぎ着けました。
創業60年を超える老舗のウナギ店でも、北海道産のウナギを使うのは初めてだったと、北海道新聞の記事は伝えています。道産のウナギが老舗の厨房に入ったという点で、小さくても意味のある一歩です。
寒い土地でウナギを育てるには、水温をどう保つかが大きな課題になります。ウナギは暖かい海を好む魚なので、北の地で育てるには、南の産地とは違う工夫が要ります。養殖の工程は大きく分けると、稚魚を確保する段階、養殖池で育てる段階、そして出荷する段階の3つです。
ここで押さえておきたいのは、稚魚をどこから安定して確保できるかという問題です。北海道の川にもシラスウナギが来遊する研究結果がある一方で、どれだけ安定して確保できるかは、まだ確かめている段階です。
稚魚の量は、養殖の出発点になります。養殖池に入れる材料がなければ、設備をどれほど整えても育てられないためです。北海道の川に稚魚が来ている実態は、道産のウナギを考えるうえで欠かせない基礎データになります。
雪うなぎは、北海道のウナギが消費と養殖の両面で動き始めたことを示す例です。消費が少ないという数字と、養殖が始まったという事実は、どちらも今の北海道の姿です。
函館でうなぎ高橋を探すときの注意点
ここからは、店を探す人に向けて、表記のずれと店の基本情報を整理します。料金や営業時間は変わることがあるので、最後に確かめ方もまとめます。店名の表記と住所の確かめ方は、どの店を探すときにも使える基本です。
店名は「高はし」と書く
店の名前は「うなぎ処 高はし」で、「はし」はひらがなです。検索で「高橋」と入れると、同じ店でも別の表記として扱われるため、見つからないことがあります。店を探すときは、店名の表記よりも住所と電話番号で照合するのが確実です。
住所は北海道函館市五稜郭町24-7です。五稜郭町は、五稜郭公園と同じ町名のエリアです。地図を探すときは、店名よりも住所で入力した方が表記のずれを避けられます。五稜郭公園の周りの雰囲気を知りたい人は、次の記事も参考になります。
【函館の五差路はココ!】市電⇒五稜郭公園に行く途中で出会う都会スポット
近接の物差しで言えば、市電や徒歩での所要時間は、今回の調べでは確認できていません。行く前に地図アプリで出発地からの時間を確かめておくと安心です。五稜郭駅周辺の変化については、次の記事でまとめています。
【JR×道南いさりび鉄道×機関区】函館のJR五稜郭駅前が都会化してきた
店の基本情報を数字で見る
店は、うなぎと天ぷらを出す店として紹介されています。基本情報を表にまとめました。料金は目安で、時期や注文内容によって変わることがあります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 店名 | うなぎ処 高はし |
| ジャンル | うなぎと天ぷら |
| 住所 | 北海道函館市五稜郭町24-7 |
| 電話番号 | 0138-56-0810 |
| 席数 | 42席(カウンター10席・個室3室・たたみ席4か所) |
| 駐車場 | 20台 |
| 料金の目安 | 3,000円〜4,999円 |
| 予約 | 受け付けあり |
| 支払い | JCB・American Express・Diners Club |
| 禁煙 | 全席禁煙 |
席数が42席あるので、使い方に合わせて席を選べる作りです。店は一人での食事にも向いていると紹介されています。個室3室は少人数での利用に、たたみ席4か所は座敷で落ち着いて食べたいときの選択肢になります。人が集まる時間帯は混みやすい可能性があるので、予約が使えるなら使うのが無難です。
行く前に確かめたいこと
注意 営業時間と定休日は、今回の調べでは一次情報で照合できませんでした。そのため、この記事では書いていません。出かける前に店の電話番号で確認してください。
メニューの内容や価格も変わることがあります。うなぎの値段は仕入れの状況によっても動きやすいので、料金は目安として受け止め、当日の表示を優先してください。
メニューに産地の表示があれば、道外産か道産かを確かめられる場合があります。北海道産の雪うなぎを扱っているかどうかは店によって違うので、気になる人は店に尋ねてみるのも一つの方法です。
行く前の確認は、次の4つを順に見ると抜けが少なくなります。
- 営業時間と定休日を電話か公式の案内で確かめる
- 予約が必要かどうか、受け付けの時間帯を聞く
- 料金の目安と、注文するメニューの価格を見る
- メニューの産地表示や、道産の扱いの有無を見る
この4つは、どれも店に直接確かめられる項目です。記事の数字はあくまで入口なので、最後は店の案内を優先してください。
まとめ 函館のうなぎ高橋を訪ねる前に
北海道は、ニホンウナギが最北で稚魚を見せる土地です。その一方で、家計のウナギ支出は全国最低水準にあり、養殖もほとんど行われてきませんでした。雪うなぎの動きは、その状況が少しずつ変わり始めたことを示しています。
整理すると、北海道でウナギが食べられにくい理由は、供給を道外に頼っている点と、食べる習慣が広がりにくい点が重なっているからだと読めます。一方で、稚魚が北まで来ていることや、雪うなぎの試みは、北海道のウナギ事情が変わりうる材料です。両方を頭に入れて店を訪ねると、一皿の見え方が少し変わるはずです。
函館で「うなぎ高橋」を探すなら、店名は「高はし」と覚えておくと迷いません。住所は五稜郭町24-7、電話は0138-56-0810です。営業時間と定休日は、出かける前に必ず確かめてください。函館の観光と移動をまとめて見たい人は、次の案内も役立ちます。
函館観光と移動のまとめ|夜景・朝市・五稜郭を新幹線や空路で楽しむ案内
うなぎ高橋と北海道のウナギに関するよくある質問(FAQ)
Q1. 店名は「高橋」と「高はし」のどちらが正しいのですか?
店の名前は「うなぎ処 高はし」と、ひらがなで表記されています。検索窓に「高橋」と入れても見つからないことがありますが、店を探す手がかりとしては、住所の五稜郭町24-7と電話番号0138-56-0810の方が確実です。検索で多く打たれる表記と、店の正式な表記がずれているのは、飲食店ではよくあることです。
Q2. 北海道の世帯はウナギにどれくらい支出しているのですか?
北海道新聞の記事では、北海道の世帯のウナギ支出は全国でも最低水準だと伝えられています。札幌市は52都市中51番目とされ、浜松市の4分の1以下です。ただし、記事には調査の年度が明記されていません。また、家計調査は2人以上の世帯が対象で、支出額は食べる頻度と単価の両方を含みます。最新の数字を知りたいときは、総務省統計局の家計調査の公表データを確かめるのがよいでしょう。
Q3. 北海道でウナギは養殖されていないのですか?
記事によると、北海道ではウナギの養殖がほとんど行われていません。ウナギは暖かい海を好む魚で、寒い地域では水温の管理が大きな課題になります。そのなかで、美唄市のホワイトデータセンターは2022年2月から養殖に挑戦し、「雪うなぎ」として商用化にこぎ着けたと伝えられています。北海道で養殖が現実の選択肢になったことを示す出来事です。
Q4. 北海道の川にウナギの稚魚は来るのですか?
北海道大学などの研究では、北海道はニホンウナギの分布の北限にあたり、シラスウナギが来遊する最北の地とされています。1994〜2003年と比べると、2014〜2023年は北日本での加入が増えたと報告されています。2021年に胆振地方の河川で行われた調査では、北海道のシラスウナギの潜在的な加入時期は5月から7月と確認されました。
Q5. 函館でうなぎ高はしに行く前に、何を確認すればいいですか?
営業時間と定休日、予約の可否、料金の目安の3つを、電話で確かめるのが確実です。この記事では、営業時間と定休日は一次情報で確認できていないため書いていません。電話をするときは、人数と、一人か個室かたたみ席かを先に伝えると話が早く進みます。行き方や周辺の見どころは、五稜郭エリアを扱った記事と合わせて読むと、移動の見当がつきやすくなります。

