登別温泉まで来たなら、名物ののぼりべつクマ牧場にも足を運びたいところです。ただ、旅の予定を組むうえで真っ先に気になるのが所要時間です。地獄谷や温泉のついでにさっと寄れる動物園、という感覚で捉えている方も多いはずです。その見立ては、半分は当たっています。

ところが実際は、温泉街の頭上にそびえる標高およそ550mの四方嶺の山頂に、約100頭のヒグマがひしめく国内屈指の施設です。しかも歓楽街の宿から徒歩5分の乗り場で、ロープウェイに乗ればわずか7分で野生動物の世界に着きます。都市の便利さと原生的な迫力が、すぐ隣り合っているのです。

この記事では、登別クマ牧場の所要時間の目安を先にお伝えし、温泉街からの行き方や営業時間、そして半日たっぷり楽しめる見どころと回り方まで、順を追って種明かししていきます。

  • 登別クマ牧場の所要時間の目安と回り方のコツ
  • 温泉街からロープウェイ乗り場までの行き方と基本情報
  • 約100頭のヒグマやヒトのオリなど外せない見どころ
  • 子連れや冬の場合の所要時間とよくある疑問への答え

単なる時間つぶしの立ち寄り先ではありません。半日を投じる価値のある、登別ならではの体験がここにあります。

登別クマ牧場の所要時間はどれくらいか

まずは旅の計画に直結する所要時間から押さえます。じっくり派と短時間派で目安がどう変わるのか、ロープウェイや温泉街からの移動もふくめて具体的に見ていきます。全体像がつかめれば、前後の予定も組みやすくなります。

登別クマ牧場の所要時間の目安をまとめたカード

所要時間はじっくりで約2時間が目安

登別クマ牧場をじっくり楽しむなら、所要時間はおよそ2時間を見ておくと安心です。園内には第1牧場と第2牧場のほか、ヒグマ博物館やユーカラの里、クッタラ湖の展望台まであり、見て回る場所が思いのほか多いためです。

理由は、単にクマを眺めるだけの施設ではないからです。餌やりやクマのアスレチックといったイベントが一日に何度も行われ、時間を合わせて観覧すると自然と滞在が長くなります。博物館や展望台までていねいに回ると、あっという間に2時間が過ぎていきます。

たとえば、山頂に着いてまず牧場でクマを眺め、餌やりとアスレチックを観覧し、ヒトのオリで間近に迫り、最後に博物館と展望台を回るという流れです。これでおよそ2時間ほど。イベントの合間に移動をはさめば、待ち時間も気になりません。半日の予定にちょうど収まる分量です。

もちろん人によって快適な密度は違います。写真をたくさん撮りたい方や、博物館の展示をじっくり読み込みたい方は、2時間半ほど見ておくとゆとりが生まれます。逆に効率よく主要スポットだけを押さえたい方は、次に触れる短時間コースが向いています。まずは2時間という目安を基準に、自分の楽しみ方に合わせて前後させるのがおすすめです。

季節によっても、心地よい滞在時間は変わってきます。春から秋の暖かい時期は、屋外の牧場や展望台をのんびり歩けるので、自然と2時間を超えて長居する方が多くなります。反対に真冬は屋外の寒さがこたえるため、屋内のヒグマ博物館を上手にはさみながら回ると、無理なく2時間ほどを楽しめます。同じ2時間でも、季節に合わせて屋内と屋外の配分を変えるのが、快適に過ごすコツです。旅の日程に半日の余裕があるなら、この施設に2時間を割く価値は十分にあります。

短時間なら1時間で主要イベントを回れる

時間が限られている場合でも心配はいりません。餌やりを中心に主要なイベントだけを押さえるなら、所要時間はおよそ1時間で回れます。温泉の合間に立ち寄りたい方や、次の目的地が控えている方に向いた楽しみ方です。

短めでも満足できる理由は、見どころが山頂のエリアにまとまっているからです。ロープウェイを降りればすぐ牧場が広がり、餌やりやヒトのオリといった人気の体験は近い範囲に集まっています。移動に時間を取られにくいため、要点だけなら1時間でもしっかり楽しめます。

たとえば、到着したらまず牧場のクマを眺め、餌やりで反応を楽しみ、ヒトのオリでヒグマの大きさを体感する。この3つを押さえるだけでも、登別クマ牧場らしさは十分に味わえます。博物館や展望台を省く分、テンポよく回れます。

ただし気をつけたいのが、ロープウェイの乗車時間と待ち時間です。片道7分の乗車に加え、混み合う時間帯は乗り場で並ぶこともあります。1時間で回るつもりなら、ロープウェイの往復ぶんも計算に入れて、山頂での滞在は40分ほどと考えておくと予定が狂いません。余裕を持たせたいなら、やはり1時間半あると安心です。

短時間で回る場合ほど、その日のイベント時刻の確認が効いてきます。到着してすぐ次の餌やりやアスレチックの時刻が分かれば、それに合わせて動くだけで無駄がなくなります。逆に時刻を知らないまま歩き回ると、せっかくの見どころを逃したり、待ちぼうけで貴重な40分を使い果たしたりしかねません。入口で配られる案内や園内の掲示を最初に押さえておくことが、短い所要時間を最大限に生かす近道です。限られた時間でも、要点さえ外さなければ十分に登別クマ牧場らしさを持ち帰れます。

ロープウェイの所要時間は片道約7分

登別クマ牧場は山頂にあるため、入園にはロープウェイでの移動が必須で、その所要時間は片道およそ7分です。この乗車時間そのものが、ちょっとした空中散歩として楽しめる区間になっています。

なぜロープウェイが必要かというと、牧場が標高およそ550mの四方嶺の山頂に位置しているからです。麓の乗り場から山頂まで、ゴンドラでぐんぐん高度を上げていきます。眼下には温泉街や原生林が広がり、季節によっては色づいた木々や雪景色を見下ろせます。

ここに、この施設のいちばんの近さが表れています。温泉宿が並ぶにぎやかな街から、わずか7分登るだけで、約100頭のヒグマが暮らす別世界にたどり着くのです。都市的なにぎわいと山の自然が、これほど短い時間で切り替わる場所はそう多くありません。往復のロープウェイ料金は入園料に含まれているので、追加の支払いは不要です。

所要時間を考えるうえでは、この片道7分を往復ぶん、つまりおよそ15分を移動に見込んでおくのが現実的です。加えて、休日やイベントの多い時間帯は乗り場で列ができることもあります。滞在時間だけでなく、乗り降りの余裕まで含めて計画すると、あわてずに済みます。ロープウェイは移動手段であると同時に、旅の見どころのひとつとして味わってください。

ゴンドラの窓からの眺めは、季節によって表情を大きく変えます。夏は深い緑の斜面、秋は赤や黄に染まった山肌、冬は一面の雪景色と、同じ7分の乗車がまるで別物になります。高度が上がるにつれて温泉街の建物が小さくなり、やがて視界いっぱいに山と湖の自然が広がっていく。その移り変わりを味わううちに、あっという間に山頂へ着きます。所要時間の中でこの7分をただの移動と考えず、景色を楽しむ時間として組み込んでおくと、旅の満足度がひとつ増します。

温泉街からロープウェイ乗り場への行き方

ロープウェイの乗り場は登別温泉街の中にあり、主な宿から徒歩でおよそ5分の近さです。温泉街の散策のついでに、ふらりと立ち寄れる立地になっています。

温泉街からクマ牧場への行き方と基本情報の図

行き方が分かりやすいのは、乗り場が温泉街の中心部に面しているからです。歩いて向かえる距離ですが、坂や階段を上る区間もあるため、体力に自信のない方や小さな子ども連れには少し負担に感じられることもあります。そうした場合は、宿泊するホテルのフロントから出ている無料の送迎バスを利用すると楽に移動できます。

たとえば、朝に温泉街を散歩しながら乗り場まで歩き、帰りは疲れたので送迎バスを使う、といった組み合わせも便利です。車で訪れる場合も、乗り場のそばに駐車場があり、普通車はおよそ500円で利用できます。どの手段でも、温泉街からのアクセスに大きく時間を取られることはありません。

移動の負担が小さいということは、その分だけ山頂での滞在に時間を回せるということです。温泉街から乗り場までを5分前後と見込み、そこにロープウェイの往復を足せば、行き帰りの全体像がつかめます。宿を拠点にすれば、チェックイン前後のすき間時間でも十分に楽しめる距離感です。混雑する連休などは、送迎バスの本数も確認しておくと計画が立てやすくなります。

営業時間と入園料の基本を押さえる

予定を立てるうえで、営業時間と入園料も先に確認しておきたい基本情報です。営業時間は季節によって入れ替わるため、訪れる時期に合わせて確かめておくと安心できます。

目安として、春から秋にあたるおよそ4月下旬から10月中旬は朝9時から夕方17時まで、秋から春にあたるおよそ10月下旬から4月中旬は朝9時半から夕方16時半までの営業です。冬は日暮れが早く営業も短めになるため、閉園時刻から逆算して所要時間を確保するのがおすすめです。最終のロープウェイ時刻にも注意してください。

入園料は大人がおよそ3000円、4歳から小学6年生までの子どもがおよそ1500円で、3歳以下は無料です。この料金には、往復のロープウェイ代がすべて含まれています。山頂までの移動と一日ぶんの見学がひとまとめになっていると考えると、内容に見合った設定だといえます。基本情報を一覧にまとめると次のとおりです。

項目 目安
所要時間 じっくり約2時間・短時間約1時間
ロープウェイ 片道およそ7分・往復は入園料にふくむ
営業時間 春から秋は9時から17時・秋から春は9時半から16時半
入園料 大人3000円・子ども1500円・3歳以下無料
駐車場 普通車およそ500円

ここで挙げた時間や料金は、あくまで一般的な目安です。季節ごとの詳細や最新の変更は、のぼりべつクマ牧場の公式サイトであらかじめ確かめておくと確実です。営業カレンダーやイベントの実施時間も公式で告知されるため、所要時間をきっちり組みたい方ほど、出発前のひと確認が役立ちます。天候による一時休業の情報も、あわせてチェックしておくと安心です。

所要時間を左右する混雑とイベント

同じ登別クマ牧場でも、訪れる時間帯やイベントの有無によって、体感の所要時間は大きく変わります。この差を知っておくと、限られた時間を上手に使えます。

混雑が所要時間に響くのは、ロープウェイの乗車待ちが発生するためです。大型連休や夏休み、紅葉の見頃などは乗り場に列ができやすく、往復で思った以上に時間を取られることがあります。ゆっくり回りたい日ほど、開園直後の早い時間や、昼過ぎのひと段落した時間帯をねらうと快適です。

一方で、餌やりやアスレチックといったイベントは、滞在時間を心地よく引き延ばしてくれる要素です。イベントは一日に複数回行われるため、開始時刻に合わせて動くと、待ち時間が観覧時間に変わり、密度の濃い2時間になります。逆に時刻を気にせず回ると、見たかったイベントを逃してしまうこともあります。

効率よく楽しむコツは、到着したらまずその日のイベント時刻を確認し、それを軸に見学の順番を組み立てることです。イベントの合間に牧場や博物館を回れば、無駄な待ちが生まれません。混雑を避け、イベント時刻を味方につけるだけで、同じ2時間でも満足度がぐんと上がります。天候が崩れそうな日は、屋内の博物館を後半に残しておくと調整もしやすくなります。

もうひとつ意識したいのが、団体の観光バスが到着する時間帯です。昼前後は団体客と重なりやすく、餌やりの人気スポットや乗り場が混み合う傾向があります。個人で訪れるなら、開園直後の朝いちばんか、団体が下山したあとの夕方寄りが比較的ゆったりしています。所要時間を短く見積もっている日ほど、この混雑の波を外すことが効いてきます。時間に追われず、クマの前でじっくり足を止められるかどうかは、訪れる時間帯の選び方で大きく変わります。

登別クマ牧場の見どころと回り方

ここからは、所要時間の中身を決める見どころを紹介します。約100頭のヒグマがいる理由という種明かしから、人とクマの立場が逆転するヒトのオリ、アイヌ文化にふれる施設まで、順に見ていきましょう。回り方の参考にしてください。

登別クマ牧場の主な見どころ一覧の図

標高550mの山頂に約100頭のヒグマ

登別クマ牧場の最大の見どころは、なんといってもその頭数の多さです。公式サイトでは約100頭のヒグマと紹介されており、資料によっては約70頭とされることもありますが、いずれにせよ国内でも屈指のヒグマの数を誇ります。

なぜこれほど多くのヒグマが山頂に集まっているのか。それは、この施設が単なる展示ではなく、昭和33年の開園以来、エゾヒグマの飼育と研究を続けてきた拠点だからです。長い年月をかけて飼育の技術を積み重ねてきた歴史が、この頭数を支えています。園内は第1牧場と第2牧場に分かれ、それぞれで個性豊かなクマたちを見られます。

ここにこそ、登別という土地の落差が凝縮されています。麓に広がるのは、宿や土産物店が並ぶにぎやかな温泉街です。その頭上の山頂に、これだけの野生動物が暮らしている。都市的なにぎわいと、原生的な迫力が、ロープウェイ7分で地続きになっているのです。ヒグマ本来の生態や、人との距離の取り方に関心がわいた方は、知床のクマと人の関わりを描いた知床の熊のおじさんの記事もあわせて読むと、この山頂の意味がより立体的に見えてきます。

間近で見るヒグマは、写真や映像で想像するよりもずっと大きく、迫力があります。その存在感を、安全な柵ごしに落ち着いて観察できるのが、この施設ならではの価値です。半日の所要時間の多くを、このヒグマたちの前で過ごすことになるはずです。

クマたちは一頭ずつ顔つきも性格も違い、見ているうちに愛着がわいてきます。おやつをねだるのが上手な個体、のんびり寝そべっている個体、水辺で遊ぶ個体と、その振る舞いはさまざまです。ヒグマは本来、単独で広い範囲を歩き回る動物ですが、ここでは間近でその暮らしぶりを観察できます。恐ろしい猛獣という先入観と、目の前でのユーモラスな姿とのギャップも、この牧場の面白さのひとつです。時間を忘れて眺めていられるため、所要時間が長くなる最大の理由も、じつはこの牧場での滞在にあります。

餌やり体験とクマのアスレチック

ただ眺めるだけでなく、クマと関わる体験ができるのも登別クマ牧場の魅力です。中でも人気なのが、餌やり体験とクマのアスレチックの観覧です。所要時間の中心になる、はずせない見どころといえます。

餌やりが盛り上がるのは、クマの反応がとても分かりやすいからです。園内で購入したおやつを投げると、クマが立ち上がったり、手を挙げて催促したりと、愛嬌のある仕草を見せてくれます。大きな体でおやつをねだる姿は、ヒグマの怖いイメージとのギャップが大きく、思わず笑みがこぼれます。

クマのアスレチックは、飼育員の解説を聞きながら、クマが木や遊具を使って身体能力を披露する催しです。10分から15分ほどの時間で、ヒグマの意外な運動能力や賢さを間近に感じられます。解説を通して、ふだん知ることのないクマの生態が分かるのも見どころのひとつです。

こうした体験は一日に何度か行われるため、時刻を確認して合わせるのがおすすめです。餌やりで距離の近さを楽しみ、アスレチックで能力の高さに驚く。この二つを押さえると、登別クマ牧場での時間がぐっと濃くなります。小さな子どもから大人まで一緒に楽しめる内容なので、家族連れの滞在時間もこのあたりが中心になります。安全のため、餌やりは決められた方法を守って楽しんでください。

餌やりを通して見えてくるのは、ヒグマの学習能力の高さです。おやつをくれる合図をよく覚えていて、人の動きに素早く反応します。こうした賢さは、野生のヒグマが人の食べ物に執着してしまう問題とも地続きです。飼育の場で愛嬌として見える行動の裏に、自然界での人とクマの難しい関係が透けて見えます。ただかわいいだけでなく、そんな背景に思いをはせながら眺めると、餌やりのひとときがより深いものになります。観覧の時間そのものは短くても、心に残る体験になるはずです。

人が檻に入るヒトのオリの逆転体験

登別クマ牧場を語るうえで欠かせないのが、ヒトのオリと呼ばれる名物スポットです。その名のとおり、人間のほうが檻の中に入り、外にいるヒグマを間近に観察するという、立場の逆転した仕掛けになっています。

この体験が印象に残るのは、ふだんの動物園とは見る側と見られる側が入れ替わるからです。ガラスや金網ごしに、ヒグマがすぐ目の前まで近づいてくることもあり、その大きさや息づかいを肌で感じられます。安全は確保されていますが、迫力は本物です。

たとえば、クマが檻の外からのぞき込んでくると、まるでこちらが観察される側になったような不思議な感覚を味わえます。ヒグマの爪や毛並み、体の厚みまでじっくり見られるのは、この距離だからこそです。写真映えするスポットとしても人気があります。

所要時間2時間のモデルコースのタイムライン

この逆転の仕掛けは、登別という土地の見方ともどこか重なります。人が自然を見物しているつもりが、ふと立場が入れ替わる。にぎやかな温泉街のすぐ上に、これだけの野生が広がっているという事実も、同じような視点の反転を私たちに突きつけます。ヒトのオリは、単なるアトラクションを超えて、人と自然の距離を考えさせてくれる場所でもあります。所要時間の中で、ぜひ立ち寄ってほしい見どころです。

小さな子どもにとっては、少し怖くて忘れられない体験になるはずです。檻の金網ごしに大きなヒグマがのぞき込んでくる迫力は、写真や図鑑では決して伝わりません。安全が確保された環境で、本物の野生動物の大きさを肌で感じられるのは、この施設ならではの学びです。大人も子どもも一緒になって声をあげてしまう、そんな時間になります。滞在の中でも記憶に残りやすい場面なので、カメラの用意をして訪れることをおすすめします。

ヒグマ博物館とユーカラの里の歴史

山頂には、クマを見る以外の楽しみもそろっています。ヒグマ博物館とユーカラの里は、登別クマ牧場の奥行きを支える二つの施設です。天候に左右されにくく、雨の日の所要時間の受け皿にもなります。

ヒグマ博物館に立ち寄る価値があるのは、この施設が長年の研究の蓄積の上に立っているからです。昭和33年の開園以来集められてきた資料をもとに、ヒグマの生態や人との関わりが分かりやすく展示されています。実物を見たあとに展示で背景を知ると、クマへの理解が一段と深まります。

ユーカラの里は、アイヌ文化を伝える施設です。かやぶきの家々が再現され、この地に根づいてきた暮らしや信仰の一端にふれられます。ヒグマは、アイヌの人々にとっても特別な意味を持つ存在でした。クマの施設のかたわらにこの里がある意味を考えると、山頂での時間により深い彩りが加わります。アイヌ文化をさらに知りたい方は、隣町のウポポイを取り上げた白老町の観光と移動のまとめも参考になります。

この二つの施設は、所要時間を柔軟に調整する役割も担ってくれます。天気が良ければ牧場の観察を長めに、雨なら博物館や里の見学に重心を移す。屋外と屋内の見どころがそろっているからこそ、どんな天候でも半日を組み立てられるのが、この施設の懐の深さです。歴史や文化に関心のある方ほど、滞在時間は長くなる傾向があります。

この二つの施設があることで、登別クマ牧場は「クマを見るだけの場所」から一歩踏み出しています。ヒグマという動物を軸に、その生態、人との関わり、そしてこの土地に暮らしてきた人々の歴史までを、山頂のひとところで学べるのです。子どもにとっては生きた学びの場になり、大人にとっては北海道という土地の奥行きを感じる時間になります。せっかく山頂まで登るのですから、クマの前を通り過ぎるだけでなく、この二つの施設にも足を止めてみてください。所要時間に見合うだけの手応えが、きっと残ります。

クッタラ湖展望台と温泉街の近さ

山頂まで来たなら、ぜひ足を延ばしたいのがクッタラ湖の展望台です。牧場のにぎわいとは対照的な、静かな絶景が待っています。所要時間に少し余裕があるなら、外せない立ち寄り先です。

この展望台がおすすめなのは、めったに見られない美しい火口湖を一望できるからです。クッタラ湖はほぼ円形をした火口湖で、澄んだ水の色は北海道でも指折りの透明度を誇るとされています。山頂という高さがあるからこそ、その丸い姿を上から眺められます。

たとえば、クマの観察でにぎやかな時間を過ごしたあと、この展望台で静かに湖を眺めると、気持ちがすっと切り替わります。同じ山頂の中に、動と静の両方がそろっているのです。季節ごとに変わる湖畔の色合いも見どころで、写真の名所としても知られています。

そして忘れてはならないのが、この大自然の眺めが温泉街のすぐそばにあるという事実です。眼下には、たった7分前まで自分がいたにぎやかな街並みが広がっています。都市のにぎわいと、手つかずに近い自然の静けさが、これほど近くで同居している。その近さこそ、登別という土地の底力です。展望台からの眺めは、その二重の顔をひとまなざしで味わわせてくれます。

クッタラ湖は流れ込む川も流れ出す川もほとんどない、めずらしい湖として知られています。そのため水がよく澄み、季節や光の角度によって湖面の色が刻々と変わります。展望台からその静かな青をしばらく眺めていると、直前までのクマのにぎわいが遠い出来事のように感じられます。牧場の熱気と展望台の静けさ、この落差を短い所要時間の中で味わえるのも、山頂ならではの醍醐味です。時間に余裕を持たせて、最後にこの眺めで旅を締めくくってください。

まとめ|登別クマ牧場の所要時間と回り方

ここまで、登別クマ牧場の所要時間と見どころ、回り方を見てきました。じっくり回るならおよそ2時間、要点だけなら1時間ほどが目安で、そこにロープウェイの往復およそ15分を足して計画するのが現実的です。温泉街から乗り場までは徒歩5分ほどと近く、山頂までは片道7分で到着します。

この施設の魅力は、約100頭のヒグマや餌やり、ヒトのオリといった体験の豊かさだけではありません。にぎやかな温泉街のすぐ頭上に、これだけの野生が広がっているという落差そのものにあります。昭和33年から続くエゾヒグマの研究拠点が、都市の便利さと数分の距離で結ばれている。それが登別クマ牧場という場所です。

旅の計画では、まず所要時間の目安をつかみ、イベント時刻と混雑を意識して順番を組むのが成功のコツです。半日をここに投じれば、クマの迫力とクッタラ湖の静けさ、そして都市と自然の近さを、まとめて持ち帰れます。登別クマ牧場の所要時間をあらかじめ押さえて、ゆとりある一日を楽しんでください。北海道の他のスポットと組み合わせたい方は、北海道の観光目的ランキングの記事も旅の参考になります。

登別クマ牧場の所要時間は、じっくりで約2時間、短時間なら約1時間が目安です。これにロープウェイの往復およそ15分を足して考えると、行き帰りをふくめた全体像がつかめます。イベント時刻を軸に回ると、待ち時間が観覧時間に変わり密度が上がります。

詳しい営業カレンダーや料金の最新情報は、北海道公式観光サイトのぼりべつクマ牧場の紹介や公式の案内で確認できます。季節で営業時間が入れ替わるため、訪れる時期に合わせて閉園時刻を先に押さえておくと、所要時間の計画が立てやすくなります。

登別クマ牧場の魅力は、約100頭のヒグマの迫力だけではありません。にぎやかな温泉街のすぐ頭上に、これだけの野生が広がっているという近さそのものが見どころです。ロープウェイ7分で切り替わる都市と自然の二重の顔を、半日の所要時間の中でぜひ味わってください。

登別クマ牧場の所要時間に関するよくある質問

最後に、登別クマ牧場の所要時間についてよく寄せられる疑問を、簡潔にまとめておきます。

登別クマ牧場だけなら所要時間は

クマ牧場の見学だけであれば、主要な見どころとイベントを押さえておよそ1時間から2時間が目安です。餌やりを中心にさっと回るなら1時間ほど、博物館や展望台まで含めてじっくり楽しむなら2時間ほどを見ておくと安心です。これに温泉街からの移動とロープウェイの往復を足して計画してください。アクセスの詳細はじゃらんによるのぼりべつクマ牧場の施設情報も参考になります。

子連れの所要時間の目安はどれくらい

小さな子ども連れの場合は、大人だけのときより少し長めに、2時間から2時間半ほど見ておくと余裕があります。餌やりやクマのアスレチックは子どもにも人気で、立ち止まる時間が増えるためです。歩く区間で疲れやすいので、無料の送迎バスを活用し、休憩をはさみながら回ると快適に過ごせます。

冬でも所要時間は変わらないか

冬でも見学そのものの所要時間は大きく変わりませんが、営業時間が短くなる点に注意が必要です。秋から春はおよそ16時半で閉園するため、逆算して早めに訪れるのがおすすめです。雪化粧したヒグマや雪景色のロープウェイも冬ならではの魅力で、屋内のヒグマ博物館があるため寒い日でも楽しめます。

割引やクーポンで安くなるか

公式の常設割引は基本的にありませんが、登別温泉の宿泊施設で宿泊者向けの割引券が販売されていることがあります。たとえば大人料金が数百円ほど安くなるケースもあるため、宿泊予定がある方は、チェックインの際にフロントで確認してみると良いでしょう。最新の取り扱いは宿や公式の案内で確かめてください。