なぜ北海道は田舎だと感じるのかを考えてみました
理由①:田舎というより、自然のイメージが強いから、人がいないと感じる
「北海道 大自然」で検索してみると、
「四季折々の絶景」
だったり、
「一度は見たいスポット○○選!」
など、息を飲むような素晴らしい地域が紹介されてるわけですよ
例えばフリー写真素材から見繕うと、
こんなかんじ。いやぁ素晴らしい。北海道最高。(ちなみに画像はニセコですね)
都会か田舎か って話をするときに基準にするのが
人の多さはどれくらいなの?
って点だと思うんですよ
大自然のイメージ先行では、人がいないさそうだから田舎って思われても仕方ないと感じます
ここで考えるべきは、「こんな素晴らしい大自然があるってことは、北海道って人がいなくて田舎なんだね」
と、いうことじゃなくて、
「素晴らしい大自然があるからこそ、そのギャップで、都市部がより都会らしく際立っているんだ!」
という事実なんですよ
理由②:北海道の面積がデカすぎるせいで、47都道府県人口ランキング”第8位”って認知されていない
長いタイトルですが、そのままです。詳しくはこちらの記事からどうぞ
http://www.tokaikan-hkd.com/%e5%8c%97%e6%b5%b7%e9%81%93%e3%81%ae%e7%89%b9%e5%be%b4%e3%81%a3%e3%81%a6%ef%bc%9f/
理由③:都市の「知名度と規模」がぜんぜん一致していないので、不便と感じてしまう
北海道の市町村あげてー!って言われて、
うーん、とりあえず “さっぽろ” ?
北の国からの “ふらの” !
あ、夜景で有名な “はこだて” !
えーっとあとは…あ、一番上にある “わっかない” !
動物園の “あさひかわ”!
えーっとあとは、運河がある ”おたる” !…
サンドゥイッチマンの漫才で出てくる監獄の ”あばしり” …」
みたいな感じででてくるかと思いますが、この知名度に対して、都市規模は圧倒的に差があります
具体的に人口を比べてみると、こんなかんじ
札幌 195万人
富良野 2.3万人
函館 25万人
稚内 3.4万人
旭川 33万人
小樽 11万人
網走 3.5万人
これでいて都市間の距離がべらぼうに長いから、交通機関も慎重に選ばないと、旅行そのものが台無しになります
「せっかく有名な観光地に来たのに、札幌からめっちゃ遠いやーん!この後どうすんねん」
「交通機関が貧弱すぎて、せっかくもっと見たいとこあるのになにもできないよー」
「いつまで経っても目的地に着かないんだが?」
「この区間の高速道路は一車線だったのか…」
↑こんなん平気であるからね^^;
結局、北海道ってなんか不便だったなー でおわっちゃうんですよ
だから田舎だねー
ってなっちゃう
実は、「道都・札幌」の都会感もあまり知られていない
東京出身の人に直で聞いた話ですが
「札幌って駅前にキツネ歩いてると思ってたわ!ふつうにタワマンあるし百貨店あるしオフィスビル多いし、都市部はしっかり都会じゃん!」
と言われたことがあります
生まれてこの方道民の私からすれば、「!?」って感じでしたが、3大都市圏から来る人はそんな感想なんだなぁ… 広いなあ日本 って感じです
「札幌 都会」で検索すると、「札幌 都会 びっくり」がGoogle先生にサジェストされてビビりました笑
理由④:除雪スペースを確保するため、建物や道路の間隔が開きすぎている
北海道はめちゃくちゃ雪降るんです
だから除雪スペースを確保するために、道路とか歩道とか線路とか、道のわきにわざと何もないスペース開けるんですよ(道路だったら路側帯がやたら横幅長いとかね)
具体的には、除雪した後の雪を一時的に置いておく場所、ってことです
で、都会って、限られた空間に建物がひしめき合うイメージだと思うんです
その空間をわざわざ雪のために広げなきゃならないので、どんどん田舎っぽくなっていくわけです(そもそも碁盤の目だから整然と区画されているんですけどね…)
以上、こんなかんじでした!